20-21冬の移籍

※内容に間違いあったらすみません。指摘願います。

 

<放出>

度々移籍の話が出ていたウィリアン・ジョゼがウルブズ(ウォルバーハンプトン)へ。

今季終了までの半年レンタル。ローン代発生無、買取OP(約2000万€)。

 

ウィリーは2016年に加入して以降、通算170試合で62得点をマーク。リーグ戦では16-17シーズン以降、昨季までの4年間、4年連続2桁ゴールと結果を残し続けたストライカー。自分は今季からしか観ていないが、得点の他、タメを作ってのサイドチェンジもするし、ヘディングもゴールを狙うだけでなく、味方への落としも交え、ブラジル生まれらしい足元のテクニックを活かした9番だった。中盤に引く動きの他、サイドアタッカーと位置を入れ替え、サイドに流れてプレーすることも厭わない姿が見られ、ゴール以外の形でも貢献できるストライカーと見受けられた。

一方この冬のマーケットに関しては、チームから「(WJが)移籍した場合のみ他のFWを獲る。」という発言があり、実際にその通りになった。重要な選手ではあるものの、相応な額への引き受けについては応じる、というようなスタンスに見えた。

今季はリーグ戦先発8試合と、昨季加入のイサクとの1stチョイスが激化していた。ゴール数こそ目立たないが攻撃には貢献していた。コパデルレイ置き土産の2Gは感動。

 

<加入>

カルロス・フェルナンデスが完全移籍で26-27まで6年半の長期契約。移籍金は1,000万€+ボーナス200万€。

セビージャ生まれでセビージャ生え抜きの彼。世代別代表を歴任。ウィリーもCFDEZもいずれも長身(前者が186㎝、後者が188㎝)で、DFを背負ってプレーできる当たり負けしないプレイヤー。

まだプレーは数試合しか観ていないが、エリア内以外でも仕事ができるタイプの9番と見え、プレーエリアは広い他、足元のテクニックに長け、スピードに乗った状態でもボールを流麗に繰っていた。上手さだけでなく、ビジャレアル戦のパウ・トーレスとの競り合いでは当たりの強さも見せてくれた。昨季グラナダでリーグ10得点をマークした実力は伊達でなく、ラ・レアルでのこれからの活躍にも期待したい。

 

一見同ポジションの選手の入れ替わりの移籍に見えるが、ウィリーのウルブズへの移籍は買取義務のあるものでなく、あくまで買取OPの付いたものである点には注意したい。

買取OPが行使されなかった場合、同タイプのCFDEZが長期契約を結んでいる以上、放出は既定路線と推測される。ソシエダで多くのゴール・貢献をしてくれた彼の益々の活躍に期待したい。