20-21 La Liga昇格PO(2部→1部)決勝戦2nd leg Girona 対 Rayo Vallecano

1st legはジローナ先勝(2-1)。前半だけ観たのだがぶっちゃけラージョが勝つと思ってました。。バルサ関連のグンバウ、モンチュがいることやポルトゥの前所属であることからジローナを応援していたが、要所はラージョが押さえている嫌な感じだった。

 

あまり書こうと思って観ていなかったので薄っぺらいですが、備忘録として残しておきます。内容ジローナ寄りですが、悪しからず。マドリードはクラブたくさんあるし、同じ北部でバルサ絡みの選手もいるジローナに勝ってほしかったなあ。キャプテンマークのサニェーラも良いね(^^)b ユニ(上)のカラーリングがフェイエノールトみてえだと思った。

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先発イレブン

(前半)

基本的に足元で繋ぐジローナと蹴ってくるラージョの構図。しかし、ジローナは流動性に乏しく、足元を各駅停車のパスが巡回する感じだった。個々の技術は高いので2列目までボールは入るが、そこからの展開もあまり見えてこない。最後はフィジカルと技術を併せ持つエース級のシラでくるのが見え見えという感じで前半彼はことごとく潰されていた。後は、基本攻めが右なのが気になった。フィジカルと技術のあるグンバウと、シティからのローンという俊英・SBのヤン・コウトの攻撃力に期待しての事だろうが、それにしても偏っていた。で最後はシラとくる。ラージョの守備の圧も中々とは言え、工夫がない。

一方ラージョは比較的ダイレクト志向で、ジローナCB脇によく蹴り込んでいた。とは言え、ただCBがキープしてからどっこいしょと蹴っているではなく、トランジションの後や目線を変えるパスの後蹴り込むことで、ジローナDFの注意を逸らし、何度も好機を呼び込んだ。速攻を2得点に結びつけたのが167㎝と小兵アタッカーのアルバロ・ガルシア。ぶっちゃけラージョの選手は一人しか印象に残っていない。以前DAZNで毎週木曜日に放送している、元シャルケ内田の番組Football Timeに出ていた鈴木優磨が、「DFの寝る瞬間を狙っている。」と点取り屋らしい興味深い発言をしていた。まさにそれが上手いというアタッカーで、プル&アウェイの動きで、DFが寝た(ボールウォッチャーになった)瞬間にマーカーから横方向に離れ、体勢を整え、ドンピシャのタイミングでスプリントを開始する。もう先制点なんか芸術だった(ロングボールに独走を成功させバウンド前にトラップ、このトラップをジローナ2CBと飛び出したGKの三角形の真ん中に落とし、2タッチ目でループシュート)。2点目もアシスト。これは戻りの間に合わない右サイドを悠々フリーで駆け上がってのものだった。

 

(後半)

後半頭から左SHとして投入された10番 S.Saizが淋しかったジローナの左サイドを活性化。テクもあるし、ただ上手いだけでなく、前を向ける選手だった。また、56分ラージョのベラスケスが2枚目のイエローを貰い退場。これで、アグリゲートスコアで1点リードしているラージョはかなり引いた戦いにシフトした。ジローナの攻撃もかなり良くなったので、自然にそうなったとも見えた。ただ、それでも惜しい場面は何度か作ってもゴールに迫り切れずにいた。そんな66分、ウルグアイ代表「セレステ」FW第3の男(と私が勝手に読んでいる)C.ストゥアーニ登場。最前線で良い動きを見せ、シラのマークを軽減した。シラは左に回り、中央より相手取るDFが減ったことで前半より目に見えて躍動した。66分以降のジローナは何度かゴールに迫る場面を作った。が、それでも届かなかった。個人的に75分の、右からのクロスがストゥアーニを超えた後のラージョDFの対応はハンドとってもおかしくないと思ったけどなあ、、

 

(ほか後書き)

・モンチュ頑張っていた!かなり守備に身体を張れて当たり負けないし、ボールの扱いは流石だった他ロングパスの精度も中々だった。ピボーテとして守備の時のポジショニングはまだ改善の余地あるなあと思ったが、守れるインテリオールとしてバルサに帰ってくれば、FDJ、ペドリのバックアッパーとして需要はあるんでないかと思うんだけどなあ。

・M.スアレス氏をラージョに発見(元アトレティコユース上がりのMF)。お疲れ様です。足元上手くて守備も狡猾だった。もう34歳になるんだね。

・ラージョのJ.ポソ、少し聞いたことあるなと思ったらシティユース上がりらしい。注意してみてないがあんま目立ってなかったと思う。あとジダンの息子、エンツォしか知らんかった、すまん。昇格おめでとう。

 

ジローナ勝ってほしかったなあ、、ラージョおめでとう!