PSM サンセ (レアル・ソシエダ B)対ブルゴスCF (2021/7/31)
アノエタ!相手のブルゴスCFの2nd?ユニ、良いオレンジ色。エウスカルテルのようじゃまいか。ブルゴスは地理的にはビスカイア県都ビルバオからバジャドリードまで南西に向かう、両都市の中間ぐらい。ブルゴスと言えば自転車ロードレースのブルゴスBH、ちょっと検索したら今もアンヘルマドラソいるようでほっこりしました。あの世界は結構移籍多いからなあ。また、レコンキスタ期の英雄、エル・シッド生まれの地でもあるみたいです。ブルゴスの中心地はポルトガルのポルトから東に東西に流れるドウロ/ドゥエロ川の支流、アルランソン川周りに位置する模様。
結構ポジションの入れ替えがある。ジュアフラは前の試合では左WGに入っていたし、アルダソロはアンカーにいた。コルハタレナは右WGだったしマルティンは左のインテリオールだった。シーズンを戦うのに色んなポジションをこなせるようになってほしいというアロンソ、チームの思惑を感じる。今のトップの選手も複数ポジションをこなす選手が多いし、育成方針の一つなんだろなあ。
レスピナスは2019年夏にCチームに上がったというフランス人FW(2000年生まれ)。サンセのJ.M-ロサがレンタルで出てしまったし、トップではC.フェルナンデスが負傷離脱。そうした経緯もあって呼ばれているのかもしれない。
(攻撃)
ブルゴスの1stラインは1トップのギジェルモ1枚なので、CBはノープレッシャーでボールを捌ける。CBからSBに出すとブルゴス中盤ライン(5人)ががっつり寄せてくるのでSBからはあまりボールを出せない。アンカーのポコルニーにはボランチのどっちかがつくが、あまり圧力は強くない。それよりアンカーより前にいる選手に出されたくないという守り方。ブルゴスは選手間の距離が近いので、サンセが中で持つとき、大外が空く。何度もクロスから好機を作った。得点できなかったのは残念。
というわけでビルドの中心は両CB。アランバリとウルコは前進して中盤ラインを釣りだし、ギャップで待つ前線(インテリオール含む)に出す。ブルゴスの選手はサンセの選手が止まってうけようとするとガッツリ寄せて潰しに来るので、サンセ前線は基本動きながらの受けを狙う。足元の上手いコルハタレナはダイレクトプレーを効果的に使っていた。
(守備)
左インテリオールのコルハタレナが前に出る4-4-2プレス。この日のサンセは陣形が伸びることを嫌ってか、1stラインの2枚が相手CBでなくボランチに位置にいる時間が多かった。何でかブルゴスCBが遠いんだよね。極端な2-4-3-1といったところか。CBにバックパスが出るときは流石に寄せにいくけど。あんまCBを組み立てに使わないチームなんだろう。
ソシエダは基本両インテリオールはバランサー+トップ下タイプだが、この試合はコルハタレナがトップ下タイプなんだろな。4-4-2型守備にありがちだが、結構サイドから崩されていた。大外の選手をコンビネーションで躱し、中に侵入してくる。
ブルゴスは後半からCBから繋ぐようになり、攻める時間が増えた。なぜ前半からやらない?w
~交代~
(ブルゴスCF)
’45
#7 Juanma OUT、#11Alarcon IN(右SH同士)
#4 Zabaco OUT、#20G.Sierra IN(左CB同士)
'58
#3 Fran García OUT、#30 Serrano IN(左SB同士)
#9 Guillermo OUT、#19 C.Medina IN(9番同士)
#10 N.Munos OUT、#10 Riki IN(トップ下同士)
'73
#21 A.Rodriguez OUT、#7 Juanma IN(左SH同士)
#17 A.Rodriguez OUT、#22 N.Munoz IN(CH同士、Munozが右、Elgezabalが左かな)
#1 A.Herrero OUT、#13 O.Lopez IN(GK同士)
一度下がった選手たちがまた出てくるのかw4番Zabacoもいました(18番Cordobaが下がったぽい)。いつ入ったのか追い切れてません...
(サンセ)
'45
#3 ソリオOUT、#12 I.レシオIN(左SB同士)
レシオは今年7月にCチームに昇格したばかりの選手らしい。2000年生まれ。
’62
#10 コルハタレナOUT、#23 L.サンガリIN(左インテリオール同士)
#7 マルティンOUT、#21 アルカインIN(左WG同士)
#9 レスピナスOUT、#19 カリカブルIN(9番同士)
#6 ウルコOUT、#18 ペルーIN(右CB同士)
何気にサンガリのプレーを初めて観る!復帰おめ 身体が強いね。ボールを受けに下がってきて、守備もかなり後ろまでしてくれる。攻めの時はバイタルまでしっかり攻め込み、プレーエリアが広い。まあこの辺りは流石先輩。
’79
#4 ブラスコOUT、#17 ガビロンドIN(右SB同士)
#5 アランバリOUT、#15 カンテロIN(左CB同士)
#8 アルダソロOUT、#16 マリンIN(右IH同士)
#11 ジュアフラOUT、#20 マグナセライアIN(アルカインが右WGに入り、マグナセライアは左WGに)
#4 ポコルニーOUT、#14 ゴロチャテギIN(アンカー同士)
ガビロンドとマリンは初めて見る。ガビロンドは2018年夏Cチーム昇格の1999年生まれの選手か、B出場おめでとう、頑張ってくれ。
マリン選手はかなりセンスを感じた。周りをよく見て機敏に動いてポジショニングを取り直し、判断も速い。2003年生まれの18歳、U-19所属らしい、、飛び級おめ。ぜひとも覚えておこう。
~感想~
・タップルのCM見飽きました。もう映さないでください。
・後半音の出力が消えたw49分に無事復活。ナイス。
・ジュワフラ、シュートにパンチ力があって良い。前半8分、エリア手前からゴールポスト直撃のミドルを放った。ドリブルとパンチのある彼は毎試合存在感を放つ。
・ポコルニーは対人が強い。トップのゲバラ、スビにはない武器ですね。2対1でも抜群の寄せるタイミングで奪った場面は凄くて笑った。一人SPが混じってるかのような頼もしさがある。捌きもスムーズになってまいりました。ただし、大きな展開のパスの精度は無いのが残念。
・アルダソロの守備力が結構光っていた。パスカットや自陣での守備まで、チームを助けていた。攻撃での相手選手たちの中心に位置取るポジショニングも流石。主力級の選手達はやはり流石です。
・ブルゴスGKアルフォンソ、アジェサ並みに低身長に見えた。良い選手なのだろう。
・9番レスピナスの寄せが素晴らしい。奪えそうなぐらいしっかり詰めて寄せてくれていて、相手としてはかなり嫌だろう。ポストプレーも悪くない。
・サンガリ、右からのCKを右足で蹴ってたが右利き?ずっとレフティーとばかり...勝手な偏見。
・マグナセライアやマルティン、左WGではそんな印象に残らなかったな、チームプレーに徹したってことなのかもしれんが。