LaLiga SmartBank 第24節 レアル・ソシエダB対FCカルタヘナ (2022.1.24)
カルタヘナはムルシア州の沿岸都市なんすね。ライプツィヒ戦が観た過ぎて契約したwowow、解約前にサンセの試合も観ておこう。ガラガラのアノエタ客席が寂しいです笑
降格圏から抜け出せない苦しい戦いが続くが、チームの良い所、悪い所が少しでもわかれば。
◇先発紹介
*Sanse*
豪華だなあああ(#^^#)堪らん。てかこの先発イレブンの中でトップデビューしてないのってスビアウレとブラスコだけ?と思うと凄いな...
ブラスコはフランス生まれだけど、バイヨンヌ/バイオナ(ラブール/ラプルディ県)なんでバスク生まれですね!
*FC Cartagena*
俄かなんでルベン カストロしか知らないっす。。もう一人二人覚えれたら良いな。
◇交代、構築変更
*Sanse*
’68
①ロベテOUT、カリカブルIN
②バレラOUT、ナイスIN
9番、右WGを交代。
’74
③RLOUT、C.ロメロIN
ロメロは左SB、マルティンが一列上がって左WG、右IHにナバーロ。
’81
④R.ナバーロOUT、L.サンガリIN
⑤トゥリエンテスOUT、マグナセライアIN
アンカーがオラサガ、右IHがサンガリ、左IHがマグナ。
*FC Cartagena*
’68
①R.カストロOUT、A.オルトゥーニョIN
②ガジャルOUT、岡崎IN
岡崎は左SH、オルトゥーニョが9番の位置に。
’79
③テヘラOUT、S.クリストフォロIN
CHを入替え。
’87
④デブラシスOUT、R.ボアテングIN
⑤ダウダOUT、B.カジャルガIN
ボアテングがトップ下、ガジャルガが左SH。岡崎が右SHに移る。
◇攻撃
Cartagenaは4-2-3-1の形のまま守る感じ。いつかの日本代表で観たような。
Sanseのビルドアップ、4バック+アンカーで作りに行くところはトップと同じ。違うのはCBが主に配球を担うところ。相手が前1枚なんで比較的自由があるとは言えかなり持ち上がる。優位なところからどんどん運んじゃおうという積極性を感じる。
また、パスを回すテンポがトップよりギア2、3段は速い。タッチも少なく、CBからの縦パスから一気にWGが前を向いて受ける形まで持っていく。
(’30過ぎぐらい)
攻撃が強引に感じた。PA付近まで迫るが、狭く守る相手の4バックを崩せない。攻めが中央に寄りすぎかなと思う。コンビネーションで何とか崩そうとしているがDFの目線を外せず、ゴール前へのパスは通らない。ナバーロ、バレラの両WGがSBの上りがなくとも中央に詰めてきてしまうのが残念だった。相手としては幅が無いので守りやすい。
◇守備
Cartagenaはボールを奪うと2CBが大きくペナ幅いっぱいぐらいに開き、SBを上げる。テヘラが下がり目、ボディヘルは少し前より。または右SBのデルマスを上げ、カジャルを内に入れて3-2-4-1のようにする。組立ては大体バスケスに持たせて、ここから2CH+デブラシスへの縦パス、もしくはキックでサイドや前線に振る。SanseはRLをロベテの隣に出しても2:3で不利を食うためか後ろ3枚にアタックにいかない。
◇選手寸評&所感
大活躍/そこそこ活躍/普通/あんま良くない/悪い
*Sanse*
スビアウレ
キック上手い!後半全然ボールが奪えなくて鬼のようにシュートを浴びたが、大抵弾いた。
J.ブラスコ
守備良いけど簡単に蹴りすぎ。繋ぎはそこまでうまくない。
ウルコ
凄い。前方にスペースを見るやグイグイ持ち上がり、ロングフィードは弾道の高低使い分けるしグラウンダーもずばっと差す。往なしはプレッシャーがきつくなかった分わからんが、縦パスの差しっぷりならパチェコに匹敵。
だけど、パス引っ掛ける回数も多かったなあ。一か八か通らばみてえなパスで残念な失い方でした。
アランバリ
よく動くウルコと対照的に最後尾を固めた。アロンソに言われているのか自分で持ち運ぶ意識が良い。
A.マルティン(assist : ⑥)
まじかってぐらいグイグイ上がる。組立てではトゥリエンテスの脇に立ち、偽SBとして関与。GKーDFの間に強気に入れる高速グラウンダークロスだいすこ
ただ、最後の失点絡んだロストで台無しです。
トゥリエンテス
相手トップ下のデブラシスを引きつけておく役目。マンマークつかれててもこの人は両足のダイレクトで組立てに加われる。
この試合最も得点の匂いがしたのはこの人の左脚のセンタリング。速いボールと鋭いカーブで相手CBの頭を超えて奥の味方に合わせるボールが光った。
RL(goal : ①)
見事な同点弾。ウルコ→マルティンへのロングボールに呼応し、一気にPA内中央→左に斜めに走って虚を突きダイレクトで得点。
組立てに絡みたいのか前でトップ下をやりたいのか不明瞭な感じだった。組立てに絡む時敵のアタックに気づかず失うのも良くない。意外と見えてない。
オラサガスティ
序盤は無限にライン間で受ける働き。中盤になるとマークがきつくなり、相手の接近に気づかずトラップ際を刈られる場面も目立った。
ただ、パスを受けてから探す場面が目立ち、攻撃を淀ませることがあった。相手のチェックも良かったけど。
G.バレラ
速くて強いので一人でゴリゴリ運べる。助かる。途中までサイドで良い突破を見せていたが、次第に渋滞してる中央よりでプレーするようになったのが残念。
R.ナバーロ
外に張れよ!タッチ上手いのは分かった分かった。悪い意味で中央に渋滞を起こした。
ゴール前で2度チャンスを迎えたが決められず。どちらか決めて欲しかった。
J.ロベテ
どういうボールを貰いたいのかはっきりしなく、あまりゴール前で受けられなかった。引いてきてよく組立てに関与してくれたが、相手守備に脅威を与えるって面では前で仕事がしたい。
ただ彼らしく最後までよく走ってくれた。ポルトゥのように勝利を目指すメンタルが人一倍強いように見える。
(途中出場)
カリカブル
奪われた後自分ですぐ奪い返しにいくのが良い。
ロメロ
1点が欲しい展開で、前へ前へって気持ちを見せた。
ナイス
至宝。タッチが細かく相手が飛び込めない。必殺のダブルダッチ。周りが見えていて抜いた後のクロスも良い線いく。守備もしっかり戻ってくれる。
サンガリ
短い。特徴掴めず。
マグナセライア
オフザボールの動きが良い。足元の技術は今一つだが、動き出しが速く、よくボールに絡む。顔を出す位置も良い。これからが楽しみ。
*FC Cartagena*
マルティネス
前半終了間際、ナバーロの至近距離からのシュートを詰めてナイスストップ。
デルマス(assist : ③)
速い。最後よく上がってマルティンから奪って決勝点をアシスト。はあ...
アルカラ
組立ては隣のバスケスにお任せ。たまにこの人が持ち上がったり前線に蹴ったり。守備は人に強くて危なげない。
ビルドアップの起点。中盤より目立っていたまである。
デラベジャ
堅実派。あまり上がらない。デルマスが上がるので右肩上がり。
ボディヘル
渋い。テヘラと位置を入替えながら繋ぎに徹する。体格に恵まれ競り合いが強い。
テヘラ
このチームの心臓。大きな展開も良い。
カジャル(assist : ⑥)
アシストはRL→アランバリの糞みたいなパスミスをさらってのもの。
デブラシス
ひたすら間で受けてはシンプルに叩いて前に出る。終始動き続け、チームの攻撃を回した。色々なところに顔を出す姿は元AJAXのファンデベークを彷彿。
モハメド ダウダ(goal : ⑬)
加速とクイックネスが素晴らしい典型的ウィンガー。かなりはがせる。左足も巧い。
ルベン カストロ(goal : ⑬)
ほんとに40なのか?ポジションとるのが速いわ動きも速いわで掴まえられない。テクがあるのでサイドに流れても生きる。
オシャレなパスでチャンスメイクする姿はトッティのよう。
(途中出場)
オルトゥーニョ
ゴール前で良いポジションを取り危険な存在に。競り合いも強くて危険だった。
岡崎
スペースに走り味方のパスを引き出す、流石です。元気だった。
S.クリストフォロ
あんま観れなかった、すんません
R.ボアテング
強さを見せた。
B.カジャルガ
あんま観れなかった、すんませんその2
先発イレブンを見ると、ポテンシャルをfullに発揮してくれればかなりボールを握れそうなもんですが、そうはいかない辺りセグンダのレベルの高さを感じます(´・ω・`)
トゥリエンテスを消された時にビルドアップがぎこちなくなってしまって、トップのようにサリーダラポルビアーナでアンカーをDFラインに落とすとか、ブラスコを中央に寄せてマルティンを上げて左肩上がりにするとか、工夫が欲しかったなあと思います。
前が受ける準備していなくてもウルコが差しに行くとか、少し強引に見えました。
あと思ったのは調子が90分続かない事。幅をとりながらうまく回せる時間もあれば、WGが中に詰めてきて勝手に渋滞してしまう事もあったり、セカンドボールが拾えなくて押し込まれることもあり...
この試合はカルタヘナが強かったこともありますが、不安定で強引な辺りがこの順位にいる由縁なのかなと、、バタバタして見える辺りが若いチームだなという気持ちはあり、昨季までゲームキャプテンを務めていたペチャロマンの離脱は大きいのかなと。
ただ、Sanseの選手が今後のキャリアのためを思うと、何とか残留できるよう頑張って欲しい!今後は試合を観られませんが、日本から勝利を祈ろうと思います。