(2026年夏) Realaサブ組の今後を見つめて…(´・ω・`) part 2/2

だいぶ間が空いてしまいましたが、続きを書きます。Part1では、Realaが選手にどのような要素を求めているかという点を書きました。このPart2では、それを踏まえ、サブ組たちの今後を占っていきます。
この一年大きく評価を上げたPablo Marín, Unai MarreroとそうでなかったKarrika, Zakhaらの対比をまじえて、Reala残留が危ぶまれた、もしくは現在危ぶまれる選手について綴っていきます。
なお、序列の推定は完全に個人の主観でしておりますので、あしからず。

<評価を上げた選手>

#13 Unai Marrero

 

🔹今季について

紛れもない国王杯優勝の立役者。決定的な仕事をし、クラブにタイトルをもたらしました。Azpeitiaの提携クラブ、Lagun onakから加入した叩き上げのギプスコア+Zubieta産GKはファンの心を掴む活躍を見せました。

🔹将来について

今後Remiroとレベルの高い競争をできるところまで辿り着きつつあると見ています。長いことGipuzkoa産自前GKを定着させられていなかったReala。彼はその器たる、そんな前途をみせてくれています。

・プレー評価、ピッチ内外での姿勢

前者:継続性◎。リーグ戦でほとんど出場機会がない中国王杯であれだけの活躍を見せた。それだけで文句なしと言うに十分な材料。
また、Remiroより好不調の波が少なく、ハイボールにより強いGKだと見ています。かつS.Gomezが上がり、3枚になる最終ラインの間に入れるほど、捌きや組立てのセンスも合格点。無論キック一つでチャンスを作れるRemiroには劣ります。正直自分が観てきた中で、安定感を加味すればマシュー・ライアンを凌ぐ最高の2nd GKとしてのパフォーマンスでした。

後者:満点。バスクを愛し、クラブを愛し、愛されている。いつも元気で良い、良い人そう。

#2 Álvaro Odriozola

🔹今季について

浮き沈みの激しかった今季の嬉しいニュースの一つがこのDonostiarraの帰還。ペーニャのファン仲間の間でも彼のパフォーマンスに懐疑的な見方の人が大半だった。度重なる負傷離脱にいまいち長所を出せなかったピッチでの姿があり、loan移籍で試合勘を取り戻さないと、今のRealaで活躍する姿が思い浮かばない。そんな風に考えていた開幕前。

蓋を開けてみれば、彼ならではの読みづらいダイナミックな攻撃参加を武器に、右サイドの攻撃的オプションになっていました。
彼のマドリー移籍前、第一次Reala時代を知る誰かが言いました。「Odriは自由に走らせておきさえすれば良い。」本当にその通りだなと思いました。
ボールを持って何かを生むタイプではないけど、思い切りの良い、セオリーに囚われない動きをする彼にボールが渡ると何かが起こる。独創性に富んだ動きでチームを活性化する彼も、一種のファンタジスタ。

2023年秋、リハビリ期間に会って話したのをよく覚えています。シーズン前半での長期離脱、辛い時期を過ごしていたにも拘わらず、僕たちファンにとても気さくに接してくれました。クラブ再加入が決まった際のインタビューでたっぷりのクラブ愛を語り、将来の貢献を約束してくれた。現在でもピッチ内外で当時と変わらぬ素晴らしい人間性をみせつづけてくれています。本当にナイスガイ。

🔹将来について
前十字靭帯断裂の大怪我を負ったのが今年の冬。回復後も先ずはトップレベルの試合の要求値を満たせるよう、適応のプロセスを経なければならず復帰時期は未定。Oyarがそうだったようにプレーを再開した後も高いパフォーマンスを出せるようになるまで時間が掛かるかもしれません。この点から回復後のloan移籍、あるいはL.Sangaliの様にSanseで1年過ごすことも視野に入るでしょうか。

また、来季はSanse2部昇格の立役者、Iñaki Rupérezの本格稼働が見込まれ、正直Realaでの地位は安泰とは言えません。右SBをMarín, Lukenもこなせることを考えれば、JonMi、Iñaki、Odriの3名に3つの枠を用意するのはRealaにとって有力な手とは言えないでしょう。

・プレー評価、ピッチ内外での姿勢

後者は100点です。チームを愛しチームに愛され、ベンチからでも松葉づえを突いてもチームを一熱狂的Realzaleとして鼓舞してくれる。
前者も今季のプレーを見せてくれればRealaに必要な選手であり続けるでしょう。JonMiが攻撃面で適応に苦しみ続けており、序列を逆転するかも?と思った時もありました。怪我がなければ…

但し前述のとおり現状はJonMiと並ぶ椅子をIñakiと争う立場。IñakiはSanseではまず対人守備が強く、さらに他の2人と差をつけるのがビルドアップ能力。ボランチやCBが務まるぐらい巧く、Sanseでよく中に入ってアクセントをつけていました。OdriやJonMiはこれができるキャラクターではないと見ています。攻め上がりにも結構迫力があり、ミドルシュートは現時点で大きな武器です。彼は将来スケールの大きい万能選手に化ける潜在性を秘めています。

どうなるか、続報を待ちましょう。どうなっても愛してます、Gora Álvaro, Guazen Donostiarrak!!

#15 Pablo Marín
 
 
 
 
 
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ついにトップチームの椅子を勝ち取ったErrioxarra(リオハ人)。複数ポジションを高レベルでこなし、1.5軍扱いを卒業。とりわけTakeの不在を埋める右サイドでの活躍は、すごくチームを助けてくれた。

🔹今季について

これまで:いつ半Sanse半トップを卒業できるか?これまでそう思ってたのは本職がどこか分からなくなっていたから。彼はCチーム時代は常に10番。4番にJ.Zubillaga、8番に現トップのJ.Gorrotxategiという実力者と中盤からゲームを制していた。それがSanseに上がると外様のホープ、Gotiが10番役の蓋になり3-4-1-2の守備的中盤の1人に役割を変えられた。

そう、彼は一列落ちたところでの活躍を要求され、後ろに重たかったSFのSanse一年目、前を向いてプレーできる頻度を減らした。トップでのデビュー戦は印象的な活躍を残すも、以降は警戒の種になってかしっかり相手守備に潰される洗礼に見舞われた。10番過多のチーム事情からも彼は8番、10番の兼任に。ゲームを読む動きやSanseでもやっていた3列目からの抜け出しでアクセントをつけるも、3列目としての守備対応や相手の前を向かせない、背負ってキープもさせない潰しに苦しんでストロングより不足が目立った。

今季:Aihenのように気づけばごつく、当たりが強くなっていた。今まで彼の活きなかった視野+プレービジョンが開花。ずーっと潰されていた抜け出しも耐えてそのまま深さを獲る頻度が増え、何か中でプレーできる、足元が3段上手くて力強さが1.5段減ったポルトゥみたいなサイドアタッカーもできる漢になっていた。誰?良い意味で。

フィジカル面に限らず、総合的に相手守備の強度への対応に適応した。背負った時にやる斜め前の選手へのフリック、あれどうやってやってんの?

🔹将来について

大外を張ってもSBに外を譲って中でやるWGとしても身を立てられた彼は、Realaには勿体ないレベルのスーパーサブまたはそれ以上の存在に。(サイド配置のことばかり言ったが彼は本来中の選手。え、中盤としての良さが分からない?貴様は昨季序盤のアラベス戦で、後半Turri-Olasaと黄金トリオを組んで一気に劣勢を跳ね返したあの勇姿を見てないですね?これを遺憾と言わずして何と…あゝ無情またも厭世好世に戻して)

うるさくして申し訳ないが、9.5割方残留と期待と愛を込めて

<評価を上げられなかった選手>

#21 Arsen zakharyan

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期待の即戦力が期待の若手のまま3季を残して過ごしてしまいました。ビシビシ伝わる優男風ゆえ、俺は好きで応援してる選手なんですが。一生懸命トレーニングしてそう。

🔹今季(とここまで)について

左WGをよく任されるけど、ここでは爆発的な加速がないから、周りが見えててボール循環やブロック守備、攻めてはワンタッチゴーラーとしての動き位置取りが光っていた1-3年目。10番として圧巻の才能をところどころ見せつけ、その後すぐ負傷離脱の悲哀サイクルを繰り返した2年目3年目。

今季、先ずRealaお家芸の何これ稼働率。仕掛けの怖さ、マリンちゃんの様な動き出しの良さが出せない序列4番目以下のサイドアタッカー兼センス抜群なのに何か序列を上げられず同じく4番手以下の10番という現状で、既述の稼働率との掛け算で、戦力としての貢献は正直かなり薄かったす。

🔹将来について

もう3年与えた、そしてこの成績がある。いやおら10番としては大好きだんだどもBrais、Sucic先輩がいるこのチームでさぁ…だったらTakeの控えが欲しい。Job Ochieng、君だす。
正直loanを望む。何故か?初期費用を現状回収できるかと言われるとNoでしょう。実績が薄すぎる。JonMiみたいにナショナルチームで積めれば良いんだけど…おそロシアしてっからにね。何で米代表は処分を受けないない?穏当?ばかか不当

どっかファンタジスタ10番が欲しい1-2部のクラブはいねが?そしてウーデゴールにして返してね。でRealaでLiga優勝の立役者に…ああこれが良い夢旅気分

#19 Jon Karrikaburu

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なーに昨季の写真はっとんじゃボケェとな?お客さんそりゃBi Baztandarを見つけたら胸が炉心限界まで熱くなりますから。何言ってるか分かる方はBaztanにルーツを持つフランシスコ・シャビエルのファンですね?わしもじゃ、くもじいじゃ

🔹今季(とここまで)について

Cチーム、Sanseと誰もが少しは苦しむユース最終2チームで爆発を続けた稀代の点取り屋のポテンシャルは今尚疑いの余地がない。ないからこそ今季は晴れて、初めてトップで丸一年機会を与えられた。

で、ほとんど出れませんでしたな…なんか素行が他の選手よりは劣るんじゃ?という疑いのある彼。まぁそこは置いといてもプレーでも大きなインパクトを残せず。彼の最大の武器はボックスの中での動き、駆け引き。加えてポストプレーも落としが下手くそなSadiqよりはハイレベルでやってたけど、ボールを呼び込む引力の弱さと、プレス強度のムラが気になってしまった。才能の片鱗を見せてた時期に離脱したりしたのも悲しい。

🔹将来について

才能を見れるのは今ではないという印象。じゃあローンで出すか?いや、それはもう何度も… 何よりOyar, Orri, Guedezに続くCF専門の9番4番手というのはかなり需要が低い。
2026.6.20朝
こんなニュースを見つけてしまいました。Realaトップ構想外と...
頼むからどっかで輝いてRealaを見返してくれ。Nafarroaの虎よ

www.mundodeportivo.com

<今季loanで外にいた選手>

Jon Pacheco (Deportivo Alavés)

 

 

 

🔹今季(とここまで)について

トップ昇格から定着までが非常にスムーズで22-23、9月のマンチェスターユナイテッド戦でも抜群の守備対応を見せた好青年。そこをピークにいまいち調子を落として、特に昨季は負傷もあり、出場時間を前年比約半減と大きく減らした悔しい一年になってしまった。アラベスではシーズン終盤まで結構信頼を得るも、足首を痛めてしまい、レギュラーとしてフル稼働とはいかなかった。失敗のシーズンとは言いたくなくて、アラベスでのプレーを殆ど観ていないのだけど、それだけ試合に出ていたことを考えると、守備対応も結構良かったんじゃないかなぁと思っている。

🔹将来について

好調時のプレーは誰もが認めるところ。球捌きやロングフィードはばちこり。線が細くて強く当たり切れず手を使って止める場面や、アジリティの高いアタッカーの対応に手を焼いた場面を多く観た昨季の不振が消えていれば。要は好不調の波をいかに抑えられるかにかかってるのではないのかなと思っている。俺は彼が残れるかはLuken BeitiaをSanseから上げるか否かにかかっていると思う。Lukenは右CBの選手、となると右はJonMa、Lukenで左はIgorとPachecoとなる。Igor御大という保証値の高さは、Pachecoを残す安心材料たると思う。いや、本音はレギュラーとして一人立ちして、JonMaと組んでZubeldia中盤戻しとかも面白いけんども。Zubeldiaは好調時小澤一郎さんが「代表に入ってくるでしょう」と評した俊英というのをお忘れなく。

Javi López

9m€ぐらい叩いて獲ったのにもうloanて何?と驚いた昨夏。即戦力として見といて一季で、えぇ...?確かにSanseのバルダと同い年と若手ではあるけど、もうプリメーラで長い選手をさぁ。。

🔹今季(とここまで)について

Realaで:俺はアラベスでのイケイケな彼を観て、おっしゃマヌ・サンチェスの様なチームを活性化できる実力派左SBが来る!と入団のニュースに心躍りました。
昨季蓋を開けてみると、え、どこのディエゴ・リコ?というぎくしゃくして大外での仕事が全てであるクラシカルなSB、つまりは誰?という彼がいた。だけどもシーズン中盤以降、突っ込んで後ろのスペース使われる失策が減り、力強くスピードあふれる対人守備は感動すら覚えた。

で、放出されたわけですよ... おりゃあ絶対U-21時代の彼に夢見過ぎた俺みたいな人間がクラブにいたと思っていまして。同期入団のS.ゴメスをWGとして数えてたんではと。でそれが崩れてSBが3人になっちゃって、なんでちょっち1年行ってきて貰えますかと。そうなら被害者なんですがね。

今季:僕はOviedoの試合をまったく観ていないんだけども、シーズン中盤から出場機会を得てほぼレギュラーの位置を守り通したのは素晴らしい。
プレーどうだったんかなぁ…

🔹将来について

正直言わせてもらうと、大怪我以降いまいち調子を戻せていないAihenと較べて、どっちが優れているかは分からない。ただ、左SBに3人は過剰。。ただAihen放出という声は聞こえないし、好調時は国王杯決勝みたいに強豪相手でもすごかった。

でも、このタイミングで放出するようだと、スカウティングや補強を決めた際の洞察が弱かったという話になります。ほぼ1,000万€で獲った選手をRealaで1年だけ見て放出なんて、そんなん続きませんで。

<結びに>

皆さんは彼らにどんな印象を持たれているでしょうか。いずれにせよ、ここで名前を挙げた選手は殆どがZubieta上がり、または外れ補強容疑者

僕はZubieta産の、特にGipuzkoarrak、Euskal Herritarrakには頑張れ地元の星、と誰にも増して応援したい消せない気持ちがある。外様の選手もほぼ全員が勤勉かつナイスガイ。Realaにないものをもたらしてくれる実力を見込まれた選手達であり、同じく応援あるのみ。

皆が活躍してクラブを愛し皆に愛される選手になって欲しいと願っている。そこまで辿り着いてくれと祈りを持ちながら、それを充足するために求められる要求を挙げながら、現状はこうかなぁと占ったわけです。
今季活躍して、元々信頼を篤く寄せられていた選手たちは語るまでもないので、亜種選手評価としてもこの号を書きました。

遅くなってしまいましたが、またぼちぼち何か書けたらとは思います。もっと短く気軽に、自分が足取り軽く続けられるためにも。それでは、Ikusi arte!

Realaサブ組の今後を見つめて…(´・ω・`) part 1/2

冒頭挨拶

お久しぶりです。Reala Nipponの3時です。更新が途絶えていた間Euskal Herria/バスクに行って帰ってきました。また行ける日を、彼の地で出会った素晴らしい友達との再会を今から心待ちにしています。筆を置いた言い訳は複数あって、一つは言語を学んでいてブログに時間を費やしたくなかった事、もう一つは常に誰かと居た為(前半8ヵ月、スペイン語を学んでいた頃はホストファミリーと、後半約1年は全寮制バスク語学校にいました。)、必要以上に部屋に籠りたくなかったのです。

戻って来て新生活が一旦は落ち着き、視聴媒体の契約を済ませたところでRealaについてしみじみ考えたい気持ちが再燃しました。また直ぐ(遠くはバスクに)失踪するかもしれませんが、年に数本は書けたら良いかなと思います。

 

今回の題材、執筆の背景

僕がRealaを好きになり、観始めてから一貫した課題が「レギュラー組とサブ組の大きな差」。これはRealaのクラブ哲学、補強戦略やチームプレーを至上とし、且つ11人の役割が独特なプレーモデルの適用も要因の数々になっていると思います。それぞれ順に見ていきましょう。ダルいって方は此処迄ありがとうございました<(_ _)>

なお、今季のみならず、自分が観始めた20-21シーズン以降の過去の経緯にも言及していきます。監督やSDは変わったけど、Realaは属人的になり過ぎない、筋が一貫していたい側のクラブと思ってます。Aperry会長は変わってないという点では最終決裁者の彼のハビトゥスには迫れるかも。芹沢鴨🐔

●クラブ哲学

スカッドの6割をZubieta組で揃えたい愛すべきクラブ。問題は昇格後彼らの前に大きく立ちはばかるレギュラー。Gipuzkoaを中心に優秀な若者が揃うZubietaとは言え、LaLigaのレギュラーを張れる大物はそうそう出てこやしない。
壁に阻まれたその後、序列が下がるだけなら未だ良くて、問題がレギュラー不在時に偶の出番で監督の要求を満たせるか。満たなければ自然外様またはZubietaから来る後進に席を譲ることとなる…

●補強戦略

Reala、特に破産からクラブを立て直したAperryちゃん体制になってから、人件費で馬鹿をしない堅実な経営が際立つ。裏を返せば、選手に使える予算が獲得費、年俸を出し控えている。特に年俸、今は知らないが、3年前くらい迄は「最高サラリー獲得者が4m€/年ぐらい。」と言われていた。で何だと言うと、他クラブでこれ以上を貰う人には当然来て貰えない蓋然性が高い。
そんな訳で今は去りしRobertoさんらが牽引していたのが、戦略的青田買い。成功例がA.Isak、Take。失敗例がM.SagnanやMomo Cho、U.Sadiq。怪しいのがL.Sucic、A.Zakha、Orri。
高くて良い選手を買えないからこその方向性は理解できる。然し、結果としてスカッドの大半を未熟な選手が占める事となり、その中で選手育成、結果を追求せざるを得ない状況を生み、Imanol監督他現場指導者を困らせた。

 

●Reala印たる必須素養

Realaはリーグ優勝した時代からPrietoの若き頃まで、ずっと各人が「チームの為に戦う事を要求される」クラブであり、それがReala印。環境をややこしくしているのが、
・献身性(高強度の試合を戦い切る走力、仲間のサポート、粘り強い攻守のデュエル)
・戦術の理解及びハイレベルな体現
・成るべく蹴らず、ボールプレーに拘る為の一定水準以上の技術

これら全てが、どれも欠けずに、尚且つLaLiga上位を目指すレベルで要求されてしまう事。Zubieta組は上3点が長い間叩きこまれた上でトップチームの敷居を跨ぐので、尖っている選手でない限り、通常フィジカル面以外で大きく劣る事はない。然しLaLigaで輝けるパフォーマンスを出せる選手はそうそう出てこない。
一方外様組は好調時はリーガで鳴らせるタレント/潜在能力を備えた選手がやって来る。が、クラブの外にいた、他の文化圏から来る彼らには上の3点を全て満たし切るのはそう易くはない。惜しかった例を幾つか挙げてみる。一人は昇格組ながらJ.Guridi献身性は◎、ピカ一戦術面も上々。然し8番、10番として足元の技術が要求に満たなかった。もう一人はA.Januzaj技術はピカ一攻撃戦術も巧み。然し守備戦術走力、味方のカバーサポートはどれもRealaの選手としては落第点だった。
偶にTakeSilvaAguerdの様な規格外が来るが、クラブ規模からしてそれらを常に多くは望めませぬ。

 

ポジションごとに役割を課すプレーモデル

最後にこれに言及させてください。Rino Matarazzo新監督が漸く変えつつあるImanol時代の鉄の掟。それが8番に絶妙なバランス感覚を強いる、«4-2-3-1気味の»4-1-2-3。且つハイプレス、同サイド圧縮を掛け続け、下がらずに奪い切るor蹴らせる守備、それに被カウンターのリスクを最小化すべくバランスを保ちつつもボールと人がよく動くセンセーショナルな攻撃サッカーを標榜する猛烈なプレーモデルが敷かれた。それを実践する為のポジションごとに課されるタスクも軽くなく、周りが不足だとできてる人にもしわ寄せが行く、という状況は何度も見た。順に見ていきましょう。

<GK>

次が全て求められる。
・よく止める。
・ハイラインの裏をカバー守れるカバーリング能力、守備範囲。
・ビルドアップで詰まった時にボールの逃がし所にできるぐらい捌け、且つ一本のパスでボール出しの膠着を打開するパスセンス、勇気。
・パフォーマンスの安定

こんな奴はRemiroしか居ないだろう。と思ってたらMarreroが奮戦してて本当に凄い。M.Ryanも良いGKだったが、好不調の波が見えたのと、足元はRemiroと普段やってるRealaではやや不足していた。20-21から観ているが、Alex、Unaiがワンツーの実力者と言えよう。今のSanseだとAitor Fragaもとても良いけど、2部昇格POで脅威のハイボール処理、ストップを見せたEgoitz Aranaにも個人的に注目している。
Sanse組に触れたが、先ずはMarrero、本当に今のレベルまでよく辿り着いた。貴方は最高だ。そして生まれも育ちもMade in Gipuzkoa。

 

<CB>

ハイラインの守備且つ攻めてはボールプレーを目指すRealaにあって、CBの責務は重い。なので、理想は他の仲間がしっかり彼らをカバーし、仕事を軽くしてあげること。

◎跳ね返す。ポストプレーで、自陣最終ライン、バイタルのところで起点を作らせない。
◎SBの裏をカバーする横のコートカバーリング。真ん中を空けて出て行く判断。
◎4番が中盤で孤立無援になったりして、バイタルを使われる時の、縦前向きのコートカバーリング。周りに複数人でのpermutaを強い、後ろのリスクを大きくしかねないので、出て行く判断力も重要。
◎ライン統率。下げない様振る舞いながら、裏のスペースは相手アタッカーより先に埋めなければいけない。キツい。
◎以上のコートカバーリングを熟す走力。敵より前に走り出せる戦術眼/警戒/判断。
◎スペースと人をどちらも同時に、常に守るプレー効力。
◎下から繋ぐための捌き。始点であり、ここで詰まれば後の時間を奪う。お前のことぞ、ツァル君。致命的なパスミスには言わずもがな要注意。
・特に広大なスペースを背負うハイライン時は、負けられない空中戦、地上戦。負ければ大ピンチ必至。
・出しどころが味方選手のマーカー達の注意を引き付けるため、パスを出せなくともスペースを攻撃し、局面を進めるための運びができること。俺はReala全体が不調時、どこまで行くのってぐらい運んでいってからくるりと踵を返してやり直す不憫なRobinが大好きだった。これが分かる人がいれば嬉しい。
・一人以上飛ばすパス。中なら4番、8番を越して10番又は9番に。
・(できれば)一気に張ったWGまで届けるロングキック。大きな展開があると、相手は細かい繋ぎの対策とそれとと、的が絞りづらくなって非常に効果が大きい。

LaLigaというトップリーグのレベルで、Realaで全てできてる奴なんていないし、世界にもあんまり居ないのではと思う。いない前提で書いたけど、要求はこれだと思っている。要求値が高いので、不足分が大きい者はかなり目立つ。転向したてのZubeldia兄貴や伝説のM.Sagnan、2人が組んだ試合は毎回劇そのものだったのだ…ツァル君?もたつくし遅いけど、跳ね返しや背負った敵の潰しが立派やないすか。

 

<SB>

ここはあんま特殊じゃない。いや、なかった。が正しい。というのは、22-23ぐらいからImanolが「組立て詰まったらSBのところにスクエアパス→SBにダイレクト又はワンタッチで大きく蹴らせて局面区切る」というチームの身の丈に合っていたやり方を変えたから。「蹴らせず、詰まっていてSBにスクエア気味各停が行っても、ボール出しを目指す局面を続行させる」ようになった。
当時は『Realaが一段階上に行く為のチャレンジなんだな』と肯定的に捉え期待した。然し、Realaのチームのレベルは、
・SBに嵌めパスを出さない。
・ペップ時代?のバイエルン・ミュンヘンでJ.キミッヒ、J.ベルナトが出来ていた様に、並みのSBで嵌まるシチュをひっくり返せる個人能力に恵まれたSBを常時抱える。

ここまでいかなかった。前者は死ぬ程観てきましたね我々。これはRealaに限った事ではなくて、下からの組立てに拘るクラブは、相当設計+実行をハイレベルでやらなきゃ苦しむ轍。
後者?20-21以降でそれが十分できた人材はRealaでは次ぐらい。N.モンレアル、H.トラオレ、(進化後好調時)アイエン、S.ゴメス(この中では劣る)。中小クラブとしてここに資源を積むのは難しくて、これだけ挙げられただけで80点は堅い。
J.ロペスには正直もっと期待していた。アラベスではよくやっていたので。フィットしたら観られる部分かもしれないが、現状は運動量、対人守備の強さといったクラシカルな部分で貢献してくれている。フロントは前者は嬉しくない誤算、後者は嬉しい誤算だったんじゃ?俺はそう。

てなわけでRealがSBに求める素養は以下。

◎サイドの対人守備で明瞭な優位を取れずとも粘り強い守備ができる。
◎チームが前からハイプレスを掛ける時、ブロック守備位置からかなり前に遠征してのマンマークでもマーク対象に厳しく対応できる。
◎ある程度の組立て貢献能力。特に内田篤人やアイエンがよくやっている様な、外のパスコースを見せてからの中に通す、つまり外のみでなく中へのパス(チームとしては中央からのビルドへの楔)が狙える能力があると良い。

◎上を可能にするためのマーク/プレス耐性
◎CB他のマーク。狭くするRealaの守備ではCBがサイドに出掛ける場面が多い。中央も守れる者が望まれる。

◎攻撃参加。クロスの精度は二の次で、他アタッカー特にWGと連携してスペースを穿っていける人材が望ましい。←オヤルとアイエンがやっていた様にレーンをお互い斜めの動きを交えながら抜群のタイミングで入れ替える、ああいうのが理想ですかな。
Realaは相手陣地深くまで攻撃する事を攻撃の目指すべきアクションとしての一つとして規定している。恐らく相手守備陣に後ろ向きに守らせるメリットや、守りを考えては奪われた時の怖さを消せる事が挙げられると思う。
・内側で捌けると良い…が、マストではない。

ここにもう一つビルド貢献能力が要求されるように。
<22-23あたり~SF体制>
・相手の守備に嵌められた状況でも挽回、あわよくば打開を目指せるビルド能力。要求たっか。別に蹴らせて良かったす。

Rino体制>
・右SB(アランブル)
右HV(3CBの右)としての最低限の捌き。ビルドじゃないけど、そっからカウンター急襲を受けた時、HVとして卒なく守れる守備力。
・左SB
・WBやWGの位置を取って、本職WGの大外張り等の負担を軽減。
・左サイド攻撃の活性化。

Rinoさんは来たばっかなのにRealaをよく研究して知っているという印象。知るに留まらず、選手に合わせて且つ全体のバランスが取れ、勝ちを見込める構築を考えられる智将。

 

<4番(PV)>

Realaの花形。フィジカルに優れない小柄な選手で点を取るには、ボールプレーに拘りたい。そしてボールプレーをやるにはボール出しが肝心かなめ。ボールを受けられなくても囮などサポートの動きに回っても、4番はとっても大切。以下が求められる。

◎4番として、ボールの前進を様々な方法で助けられる。
・相手FW、MFの注意をうまく往なしてボールを受けて展開。
・8番、10番と入れ替わって上がる。動きのタイミング、経路の噛み合いを出し手、他の中盤と合わせなければならない。
・相手の守備重心をReala自陣に引きつけるために敢えてダウン3を作りに下がる(SBは上がる)。かつてはCBの間に入る事が多かったが、近年はよりポジションの自由を得やすいHVの位置に下がるのを多く観る。
・マークを引き摺って味方を空ける。

◎DFラインを補強する←CB並みの守備力が求められる。A.Guevaraはこれに苦しんだが線の細い彼には難しい。Realaはプジョルの様な屈強、コントゥンデンテなDFを抱えるのが難しい+ローブロックを組まない時間が多い→最終ラインが厳しい負荷に苦しむことが構築上出てくるチーム。中盤やアタッカーの守備貢献が求められ、の中で彼らのサポートを最もするのが4番
◎他の中盤らとポジションチェンジをしてdinamikaを生む
これがある程度のコンペティションレベル以上で出来なくてポジションを掴めなかったのがUrko。静的なpivoteとしてはリーグ屈指の能力を持つが、Realaはdinamikaを身上とするチーム。相性の問題だったと思ってる。
・WGらにぴたりとロングフィードを着けられるキック精度(必須ではなく優先順位低)。

 

<8番(CH寄りのIH)>

◎攻守にチーム全体がバランスを担保できるポジションを取り続ける
それを一番上手にやらされるのが8番。文字通りの大黒柱で、個人的にはこのポジションの重要度は4番にも勝るかもしれない。ここのパフォーマンスがチームのそれに直結するのは、昨季のSanseのM.ロドリゲス、かつてのM.メリーノを観れば明らか。

4番の仕事が務まる
4番の項目で言及した様に、相手の守備を撹乱してやるために4番とポジションを入れ替える事がある。また、Realaはよく4番を下げて後ろ4枚→3枚(CB+4番)に変える。この時DFラインの前で前線寄りの選手達と後ろを繋いでやるパイプ役は4番→8番に移る。

◎バイタルを、時には最終ラインに入って守れる守備力。前から守備に行くRealaでは、自分の持ち場から前に守備に出た選手が剥がされて、広大なスペースが生まれ、4番や最終ラインのDFが玉突きで自分より前のそのスペースを潰しに出ざるを得なくなる場合がある。その時にゴールに近い位置を守ってくれてる彼らの留守を8番が埋めなければいけない。どうしてかと言うと、4-1-2-3では、DF4枚と4番除けば後は10番と3トップ。誰が自陣守備適性があるか、自明。

◎自分のやりたい事より味方のサポート、チーム全体の利益を優先できる。例えば、オンザボールで違いを生めるTurriより何故Marínが8番で重宝されるか?自分がボールを受けられない時の貢献が圧倒的にMarínの方が大きい。周りを観ながら、自分をどこに置けばチームが回るか、それが分かる献身と空間把握、ゲームの流れを読むセンスに差がある為。
Realaの中盤の役割は次の通り。ゲームメイクを任されるのは4番、攻撃に彩り、違いを生んで味方FWから相手守備の注意を惹いてやって、相手を困らせる決定的な仕事は10番が担う。じゃあ8番は?全体を回す黒子になれる。ある意味では主役になる事はない。ビルドアップやゲームメイクの核として目立ったり、バイタルでラストパスを出したり、アタッカーとの協奏で攻撃の主役になる事もない。水を運ぶ。ただ、アタッカーの仕掛けもゲームメーカーの工夫/冒険も、全体の土台がしっかりしていなければ相手のつけ入る弱みに陥ってしまう。局面を変えられるファンタジスタも、そんな状況じゃ良い仕事はできない。僕は、最も大切なポジションはここだと思っています。

ピッチのどこにいてもある程度の仕事ができる事流動性があれば、前に出て行く事もある。サイドの選手が中に入ってくれば、外に回ってやる事もある。外に代わりに流れてやる奴がいなければ、相手は外を守備範囲から消せる。流れた時に仕事ができれば、『こいつにパス出てきたら嫌だ。』と気にせざるをえなくなる。
例えばMerino、バレネの代わりによくサイドに流れてやってた。SHとして攻守で振る舞う彼は新鮮だったが、卒なくこなしてチームのバランスを守った。

プレス耐性。どんなチームも、相手に中から展開されるのをどうぞどうぞと譲ってやる者はいない。全方向に展開されて攻撃が読みづらくなるから。よって、4番、8番、10番。中盤3枚は常に厳しいマークに遭う。マークを受けながらでも捌けないと、外回りの展開へと妥協せざるを得なくなる。無理に打開できなければ相手に優位を渡すケースが多い。

 

<10番(トップ下寄りのIH)>

シンプル。自分のチームを困らせないファンタジスタであれば良い。

◎相手守備の想定に嵌らない、意外性のあるプレーができて、相手守備を困らせて優位をチームに握らせる事ができる。手段は個人技で魅せるでも、連携で相手を困らせても、スペースを先んじて攻めるでも、何でも良い。
デスマルケ。マークを外してパスを引き出せないと、仕事ができない。
◎それがチームの為になるなら、トップ下の所だけでなく、サイドに流れたり他の場所でもボールを引き出してやる、またはマークを引き摺って場所を変え、周りの味方選手に王様の場所を譲ってやる心意気。象みたいにどんなにマークがついてもものともせず仕事ができる、訳の分からない10番がいれば良いが、そんな奴はまぁいない。そんな訳で他に活路を見い出せる柔軟さが求められる。
◎守備貢献。Realaでは、9番と一緒に前2枚の守備ユニットを作る事が多いけど、ブロック守備でも貢献できるぐらいの力があれば尚良い。
◎WGがマーク等相手の対応に窮して仕事が思う様にできていない場合のサポート。上手い選手が彼らのサポートに行ってやると、色々できる。望ましくは、どちらもスペースを攻撃する受け手、美しいスルーを通せる出し手、どちらの素養もあると、相手は的を絞りづらい。
・(Oyar等本職以外が9番をやる場合、)前線に張って、その9番に自由を与えてやる事。Sucic等最終ラインにやり込められないぐらいの屈強さがある人にやって欲しい。

 

<WG>

Realaはピッチいっぱい使って攻めたい。というかWG置くチームの狙いがそれですよね。で、大外に張った上で相手の注意を惹いて、中央からでも攻められる様にする。その為には…

◎ボールが彼らに渡った時、対面のマークがついていても怖さがあること。そうでないと、相手は放っとこう。となってしまうし、自軍としては彼らにボールが渡った時のうま味がまるで無い。嵌め所となる。外の攻撃が死ぬ。
縦に深さを取れる選手である事。相手はゴールに近い中央を固めて来る。CBやディフェンシブな中盤がいる。サイドは?せいぜいがSBとWG、これ以上割くのが難しい(勿論怖いサイドアタッカーがいる場合はあるけど、ここでは中央にも逆サイドにも同等の怖さがある選手がいる条件とする)。サイドはピッチの廊下。何?と言うと、中央は監視が厳しくて裏をとったり、ゴリゴリ進んでいく事が難しい。でもサイドは人が少ないので、ドリブル、裏抜け、連携…多くの方法で前進を作れる。
◎ハイプレスの巧さと継続。そして守備に走っても攻撃で死なない走力。
◎SBを助けてやる守備貢献。サイドを一人で守れるわけねえべ!
◎キープ力。抜けなくても、直ぐに失ってたらボールをつけてやる意味がなくなってまうだいね。
◎ポジション感覚。たまに自分の使いたい所に身を置く事を、全体のバランスに優先させる不逞の輩がいる。取りあえず中に詰めたり、スペースが無い所にカットインしたり、ボールが出て来る訳がないぐらい相手のプレスが嵌っている時に無意味に前線詰めてたり。勿論相手を引っ張れて引き延ばせてるならそれで良い。
・スペースを攻撃する感覚。自分が突けなくてもSB他、周囲の味方に突かせるイメージができると。相手は自分の後ろを警戒するのかドリブルを警戒するのか、困る。
・マーカーと駆け引きしながら、中に通すまたはサイドを変えて揺さぶりを掛けたり、相手守備の目線と身体の向きを変えてやれると相手は非常に鬱陶しい。Barreneの好調時はそんなわけで非常に厄介な存在となる。ゴールを奪ったり、抜き去ったりするのだけがサッカーにおける攻撃じゃないっすよね。
・クロス精度。あると相手は困る。怖い。
・シュート精度。グリーズマンやオヤルサバルの様に、中に入って来てダイレクトで撃てると尚良い。カットインしてシュート?怖いに決まっている。

 

<9番>

タスクが多い…。Realaは近年ここのポジションに得点が少ないんだけど、それ故責められない。

90分+αやり続けられるハイプレス。前が決まらなければ、相手DFに持ち上がられて他の味方は完璧にマンマーク付いても局面の変化への対応を迫られる。コースカットの巧さ。相手は自分達を自陣に引き込む為にも後ろで回すので、守備範囲が広い。GKまで行くんですよ。脱帽です。
降りてきてボールを引き出してやる事。何で9番が?Realaの組立ては常に10番やWGにすんなり通してやれる、9番は前で待っててね。とできるほど大層なものではありません。そんなチームあんま無いだろうけど。
そんなわけで、9番が受ける選択肢を作ってやると、相手は飛ばすパスを警戒したり、そこにつけられる事を嫌って他のマークが緩くなる。重要です。
落としの器用さ。無いと渡す意味ないですよね。Sadiqめっちゃ奪われてましたね。
キープ力。背負って受けようとして簡単に奪われると、相手CBに前向きで持たれて結構危なくもなりかねないです。形成逆転。偽9番がこうなると舐められちゃったりするでしょうな。
クロスへの入り。クロス上がっても、中の人が一生合わせられない人だったら、ただの相手へのパスになっちゃったり、そこまでいかんくてもパスコース一つ消えますね。
◎周辺の味方と動きを合わせる、その為の視認。被ったら味方の動きのうま味、なくなります。中に入ってくれば外に流れてやる。シャドーが上がってくれば少し引いてやる。ニアに詰めてきたらファーに流れてやる。
※後に動きだしたらの話です。先に動き出した奴が基準になるんで。
空中戦競れる。WGとかに強い奴がいればまぁ良いかもだが、前線で誰か競れる人いないと、ロングボールが全部相手に行きますよね。CKの守備も、ガチムチが相対的に少ないRealaではすっごく大事です。
怖さ。無かったら相手のCBは仕事の幅広がります。逆にあったら9番に手いっぱいになって他の仕事が弱くなる。
◎決定力。一番前の中央にいるんで…。

 

ぱっと思いつく範囲でこんだけあります(思いついたら加筆修正します)。でも優先順位として、ほぼ必須条件として求められる「Reala印たる必須素養」で綴った内容、そしてポジション争いで勝つためにその次でポジション別に書いた各素養をどれだけハイレベルで備えるかがあるって感じですかね。
さぁ、現状のサブ組の運命を占うのは、part 2/2に譲ります。それではGero arte. Asteburu on pasa!!

24-25 LaLiga第1-3節 試合後所感

Kaixo! 先日バスクに行く為のビザ申請に行って来て、また一度あの地に行けるのかと胸が高鳴ってきました。昨秋からの前回滞在はスペイン語を学びました。今回はバスク語を学ぼうと思います。バスク好きには避けては始まらないところがあると感じていて、必須でないとしても自分ですすんでバスク語話者(Euskaldun)になるべき、ならないでか!とそう思うのです。

それはそうと、本記事のお題は標題のとおりです。試合の所感を書くにあたり、Xの方では剥き出しで世界中に流れる故気を遣う部分があります。一方此方(ブログ)は自分の所に閉じたプラットフォームで、1度それを態々開かないと内容が分からないので、その囲いを頼りに多分に本音を晒していこうと思います。きっしょ去ねや!と思われてもあまり気にしません。自分のブログで自分の気持ちを綴る、それに尽きる。此処で迄自分を曲げてどうする?そして帰れと言われましてもブログというHOMEに、返す踵もなく家に居続けてるぞと。責任逃れはこの辺で良いですか?既に長いから早くしろと思ったので解散。

この記事は先ず試合ごとの感想を述べ、その後に選手ごとの印象、という順番で記そうかと思います。それでは本題へ(=゚ω゚)ノ
文字数が嵩んでしまったので、目次で適当に抜粋して読んでいただければ幸いです。

第1節 対Rayo Vallecano

大まかな感想

見ての通りの敗戦。先ず監督も言及していたがフィジカルコンディションでRayoが大きく上回っていた。試合を通じてRayoの球際の寄せの激しさに苦しんだ影響か、受け手と出し手等各選手間の意図が合わなかったものやイージーミス含め、細かいミスが続出。これは後半途中から特に増え、Rayoのプレスが効いていた事から出し手がRayoのDFの届かないところを意識して出す一方で受け手とそのポイントを共有できておらず起こっていた様に見えた。リズムに乗れずグループとしての強固さを欠いたRealaに対して、ボールに厳しく寄せた上でRealaの組立ての狙いを潰してRealaを困らせる積極的な策を全員が理解してハイレベルに実行してきたRayoは逞しかった。Rayoの方が良い試合をしながらPachecoやRemiro、J.RopezらのDF陣の奮闘もあり喰らいついていたが、好機をしっかり沈められ万事休す。稚拙なミスからホーム初戦で失点、追加点を喫した事はスタジアムの雰囲気にも影を落とした。記者会見でImanolも言及してきたが、PSMから仕上がりの悪さが露呈していて、それが公式戦にも顕れてしまった。1度観返したのですが、その2度目の視聴時には1度目より悪い試合に見えなかった。無論負ける事を知っていた故もあろうが、自分はそれだけこれまでは、悪い試合でもゲームをコントロールして相手の良さばかりが出て一方Realaは一向に落ち着かない、という試合はTop of Topとの対戦以外にはあまり無かったという事だと思う。ボールを握っていてもいなくても試合をコントロールして相手の思い通りやらせない所がImanolのLa Realの強みの根っこの部分の一つだった。メンバーの入れ替わりや代表コンペティションでの一部選手の合流の遅れ、日本遠征等もあって開幕前が慌ただしかったのはあるが、ここから良いトレーニングをして皆で向上していって欲しい。監督も会長もSDもファンも皆が言う。「良い練習をして良い試合をする。」「月曜から金曜まで最高のチームとしてハードワークをして、週末のゲームに挑む。

細部

役割分担が決まらない両IH

昨季の2人ならベースはBraisがトップ下に近い10番寄り、Merinoがバランサーに近い8番寄りとIH同士のタスクがはっきりしていたが、Turriが未だ8番としての立ち回りが一人前とは言えない為、Braisがその補佐に回る事が多く、ポジションバランスが悪かった。彼が降りてきた時に少し上げる等調整する動きが、どうしてもTurriやUrkoでは昨季主力のMerino、Zubiに比べて一手遅れる。若手を責めるのは酷で、寧ろC.Solerら噂の上がった実力者を獲ってくる選択を取らず、同じ若手のL.Sucicを獲ってきたチーム首脳陣が生んだ問題。Braisがfullに能力を発揮する/チームの形が不本意な形で歪にならないようにするには解消必須

縦パスの落としを狙われた

細かい所で言えば、Realaがマークを背負った選手に縦パスを出す時、WG→IH、IH→PV、CFW→中盤等々サポートの3人目に落として前を向きにいく形に対し、彼らはダイレクトの落とし(レイオフ)をプレスのスイッチにして落としを受けるReala選手のところで嵌めに来ていた。PSMも昨季もよくやっていたけど、それ含め研究してきている。彼らの優れていた点は誰に落とすかを限定できるようタイトに守備していた所。落としたらハマるのが分かるブライスがフェイクを入れつつキープを試みていたが、今度は背負った相手やその周囲のリアクションに苦しめられた。

Rayoのサイドのスペースを狙ったロングボール攻撃

また、Realaのサイドの裏のスペースを狙うロングボールも有効だった。裏のスペースの対処が苦手なトラオレ、果敢にアタックするJ.ロペスの裏は場合によって突ける時がある。同サイド圧縮で、ボール周辺へのプレッシャー=制限前提もあり、基本かなり絞るLa Realの、絞って大外が空いたタイミングを狙うものもあった。本当よくRealaを知っていた。また此処の競り合いで勝る彼らが速い展開に持ち込んでRealaの選手の配置を崩し、蹴り合いに持ち込む事で、Realaは連動が失われてリズムを損なった。

Realaの直線的過ぎるプレー選択

Realaの直線的過ぎるプレー選択も相手守備を助けた。例えばRayoハイプレスを掻い潜り、スペースを完全フリーで持ち上がる選手がいる時に、他の前線の選手達が揃って前へ直線的にダッシュしていて、彼らの周りで優位性が生まれなかった。RayoのDF陣は合わせて背走する事で彼らが狙う裏のスペースをケアできたので。此処で一人一人が違う動きをするだけで少なくともRayoのDF一人一人を離せるしブロック守備の概念がある彼らに迷いを生める。全員が身体でぶち抜くJ.ガランだったらそれで良いかもだが、選択肢を増やすようにプレーした方が色々な可能性があって敵に迷いが生まれてスペースを穿ちやすい。フィジカルのキレが総じて見れば相手が優っていたこの試合では尚更。

要所で揃わないラインコントロール

これは今に始まった問題では無いが、AritzがDF陣の中で支配的なDFリーダーで無くなった今、彼の攻めた、シビアなディティールが要求されるラインアップに回りがついてこれず、相手の抜け出し→ラインが揃っていない(Aritzは上げていて間に合わない)故の少人数での対応を強いられる、という問題がこの試合でも観られた。正直解決はシンプルで、周りが彼に合わせるか彼が周りに合わせるかの2択なんじゃないかと思う。Aritz大好きマンとしてはA.ネスタの様な彼の敵チームとの細かく積極的な駆け引きは大好物ですが、チームとして勝たなくてはいけないので。

第2節 対RCD Espanyol

大まかな感想

Rayoとは異なり、Espanyolは対ビルドが組織的に仕組めておらず、RealaのCBはボール保持時、プレースペースと選択肢があり、良い時のLa Realらしい、低い位置から丁寧にフリーな選手を全員で生みながらそこにつけていくサッカーが観られた。何本か好機を作ったけど、結局Takeの素晴らしい個人打開からのGolazoの1点止まりでは寂しい。チームプレーとしてのファイナルサードの作りの曖昧さは、正直Imanol体制の大きな課題かもしれない。Espanyolはチーム全体としては守備面は課題が露見、災いして主導権を握るに至らなかったが、攻守に集中力が高く出足の鋭いA.Král、アタッカーとして怖さを一段と増したJ.Puado、好セーブを見せたJoan Garcíaと個人の躍動が目立った。A.Králは9月のUEFA Nations Leagueに向け、チェコ代表に招集を受けたらしい。おめでとう!

細部

CBからのボール出しを増やした

昨季は兎に角平行サポートをするSBの所に流してハマった。それを嫌ってか、開幕節も片鱗は見られたが、CBからのボール出しをチームとして意識している様に映った。感覚でのプレーが裏目に出る嫌いがあるAritzが何度か中央で引っ掛けて、SBの様にサイドからのボール出しで無い分ピンチを招いた。が、この試合はEspanyolのビルドへの制限が弱かったのもあり、中央から、即ち広く展開できる所から配球する事でその後にバリエーションを出し、Espanyolの守備陣に狙いを絞らせない良い組立てができていた。

ボール出し~攻撃への移行を助けるWG

昨季のWGの立ち回りは、CL・GLの時期含めチームの絶好調期を除き、SBを引き連れて大外に張って相手最終ラインを横に開かせる、クライフがその利点を説いた様なものが多かったが、この試合は内に入って後方からの縦パスを引き取ったり、中盤に絡んで組立ての一翼を担った。ボールの出口を作りに行く選手達が増え、更に彼らが連動してマークを外そうとしてくる、尚且つ前プレの機能不全からボールへのプレッシャー(制限)が掛からないEspanyolミドルブロックは苦労していた。

第3節 対Deportivo Alavés

大まかな感想

辛すぎる開幕ホーム2連敗。中盤に降りてボールを受けるOyarが、後ろからチャージに来たBenavidezの左足をunintentionalに踏んでしまい、一発退場。前半25分頃から70分程数的不利の戦いを強いられたRealはハイプレスを封じ、80分頃の3人交代まで4-4-1ブロックで耐える事に。その交代後、終盤に4-3-2(:中盤3枚-PV:Turri, IH:Olasa, Marin、前線2枚-ST:Take, CFW:Sadiq)にシステムを変えて勝負に出るも及ばず。前半30分頃のS.Gomez→Braisの素晴らしいゴールが生んだ希望はその後の同点逆転被弾で潰え、Anoetaに虹のアーチは架からず。
但し、終盤に数的不利の中、チームが重心を前にシフトした上で、失点を防ぎつつ、同点弾をもぎ取るという難題を課されたZubieta産中盤トリオ(Turri-Olasa, Marin)のパフォーマンスには目を見張るものがあった。これ以上は後述とします。

細部

CBの所をフリーにする組立ての作り

アラベスエスパニョールも基本的には4-4-2プレスの前2枚がRealaのCB2枚+PVを見るという立ち回りで、Zubiを見ていた前プレ1枚がPV→CBとマーク対象をjumpしてプレッシャーに行く時、中盤4枚から誰かZubiのマークを代わるものを出すのでなく、そのCBへのjump者がカバーシャドウで背中で消して対応するという構築だった。
これに対し、ZubiはSBにボールが入った時彼の斜め前のサポートに入ってマークをCBから遠い所へ引っ張る事で、Zubeldia or Pachecoの所を自由にさせる、というボールに絡まないビルド貢献をしていた。こういうの、Urkoにもして欲しいんだよなぁ。

Pachecoからの対角フィードを起点にするパターンプレー

Pachecoに良い形でボールが入る時、逆サイドのTake+中央の前線役(IHやCFW)が違う動きをして、対角の一気に入れるフィードをパターンプレーで作っていた。前線へのマークが緩ければそこに入れて中央から崩しに掛かるし、そうでなければデスマルケが巧く、前線役のランニングがデコイになってTakeが大外で受けるチャンスがある。対角の大外フィードの受け役をSBが担う事もありました。

前半30分から低重心4-4-1で耐えるという選択

RdP(記者会見)では10人になった時点でハイプレスを放棄せざるをえなかったと語ったImanolだが、やり方によってはこの日我々が観た、1stプレスを諦めた徹底した低重心の4-4-1ブロック以外の道もあったのでは?と思う。何故そう思うかと言うと、一つはLa Realが相手全員を自陣に引き入れてしまう様な低重心ブロックで耐え切った試合は自分はあまり見ていない事。特に押し込まれた時の跳ね返しがチーム全体として強くない。常にプレスとともにあるチームでそれが効いていない時の守備に慣れ親しんではいない事、相手の配置に関わらず、これ以上はラインを下げない、という判断からの攻めのライン設定をしないチームの為、相手に合わせて下がった上で相手の攻撃の波に呑まれる、などいくつかの点が効いている様に思う。
もう一つはチーム全体のコンディションの問題からそう振り切ったのではという疑念。開幕戦で露呈した様に、Realaの選手のフィジカルコンディションは十分では無く、そこから重心を下げて終盤に向けてエネルギーをセーブした説が考えられる。

勿論結果が全てです。S.Gomez→Braisの殊勲弾を守り切る世界線もあったでしょう。

復帰間もないZubeldiaのコンディション不良

昨季を観ている者には信じ難いが、彼が全2失点に絡んだという事実。1失点目はPA内でA.Abqarを、シャツを強く引っ張るという明らかな反則で倒し、PK献上。2失点目はPA内でパスを受けようとするToni Martínezに対し、出足が遅れたのにインターセプトを試み、そのチャレンジを空振って入れ替わられ、彼に利き足を振り抜かれた。
Robinが抜けた中で主力である彼に未だ頼る事ができない、その不安は我々に課題として重くのしかかる。

終盤躍動したCanteraトリオ

前述の様に一人少ない中で点を取ってくる、これ以上点をやらないという極めてシビアなチャレンジを課された若手3人衆はあまりに落ち着いていた。公式戦でこの3人で組んだ事など無いだろうに、それぞれの良さを活かしながらタスクを分け合って最高の仕事をした。両足でボールを捌いて配球できるTurri、全体のバランスを取る賢さ、広範囲をカバーしつつT.ミュラーの様に鬼の様に球際で闘えるエネルギーとガッツを併せ持つOlasa、抜群の視野確保から周囲と連動しつつ相手が嫌がるスペースをattackできるMarin。プリメーラで彼ら3人が数的不利の中、中盤としてチームを盛り立てる姿を見る感動。Zubieta産の選手達は周囲への優しさと不屈の強いmentalityを併せ持っている。
後者の強さは、昨季UYLでも観られた。ポルトガルの強豪SL Benficaと対戦した第3節、前半終了間際に一人、56分にまた一人と退場者を出したRealaは残り40分程を9人で闘う事に。悪い方向で何が起こってもおかしくないと腹を括って観てましたが、この日の逆境に負けない奮戦は忘れられない。2人欠いてカウンター一本で無い組織的な攻撃、前線からのプレスに打って出て全員が爆走して広くなったピッチをカバーする姿。胸を打ちました。
彼らのそうしたチームを助ける強さ、是非注目してください。Zubieta最高!!結局これ(恍惚)

第1-3節 印象に残った選手

ここではRemiroのとんでもないビッグセーブ等、ある程度期待値に包括されていたものを除いて、意外性含め、そうした意味で印象に残った選手を記します。新加入選手は情報量が少ないので全てが意外みたいなもんですが(告白独白)。

Jon Pacheco

Robinが抜けて、レギュラーとしての活躍が期待される今季そして今後、CBの彼のパフォーマンスが勝敗を左右する。そんな中どうかと開幕前は見ていたが此処まで期待を上回る活躍。スペースにも人にも強い守備を見せ、圧倒的なボールスキルを擁した組立てでもチームを盛り立ててくれている。特に逆転を狙ったRayo戦終盤に掛けての積極的な運び、そこだけ切り取れば魅せプレーとしても映えるパスセンスには脱帽。やれるのは知ってたけど普段は全体のバランスを考えて自ら鳴りを潜ませるので未だに新鮮。メガクラブどもやらんぞ。帰れ。

Sergio Gómez

才能は知っていた逸材が序盤戦で早くもチームにフィットし、その上で個人対個人の局面でさえも違いを生んだ。U-21等で活躍を観ていたが、応援するチームでそれが見られる喜び。Don Sergio、有難う。有難う(*- -)(*_ _)

身体操作による細かいフェイク

先ず一つ、Osasnistaのわっちさんが「身体操作が抜群」と絶賛していた意味が分かった。細かい上体のフェイクで相手は飛び込めず、加速力抜きで相手の先手を打つ。これがあるので味方は「彼の所なら、足元に入れても簡単に詰められやしない。」と信頼してパスを出せる。受ける時のみならず、パス、クロスの入れ口を開かせる。駆け引きの天才。

キックや競り合いに生きる下半身の強さ

個人の特質のところでつけ加えると、彼腰が強いと思う。ボールを利き足の外側(身体から遠い方)に置いて、そこから強いクロスを送ったり、鋭いプレースキック、ミドルを撃ちこんだり。Paris五輪でも流石に疲れが見えた決勝でも、N.フェキルの様に寄せられても下半身の粘りでボールを守っていた。ボール奪取で寄せた際も、当たりの強さが相手の脅威になる。

中盤的振る舞いの巧みさ

また、これも五輪で観たが組立てへの関与が本職のインテリオールばりに巧い。中盤の関わり方が全体の核とバレているRealaのビルドでは、前々から中盤3枚が厳しいマークに遭って苦しむ事が多かった。個人的に一昨季◇4-4-2で点が獲れた要因の一つは、中盤3枚に加え、トップ下のシルバ、自由に降りてくる前線のTakeが絡んで目まぐるしいダイナミズムを生みだしていたのも大きかったと思う。皆がフルコンディション且つ、WGにTake、バレネと中盤オフェンシブとしても振る舞える人材が揃えば、当時に似た効果を生み出せるはず。
例えばWG位置から中に入った彼を加えた中盤3+1枚とオーバーラップ職人のOdriの相性は頗る良さそう。

タフネス

五輪で全6試合に出場した彼、疲労を心配していたけど、このパフォーマンスを観て特筆に値すると即決。アラベス戦では10人になって守りの負担も増えたが、質を落とさなかった。こんなに働いて大丈夫なのでしょうか。

Aritz Elustondo

Zubeldiaの負傷による出遅れもあり、出場時間を増やした。昨季よりプレーを向上させているものの、先述のとおりラインアップやパスのビジョンで周囲と合い切らない。意外じゃない?それ一番言っちゃいけないって約束したよな?? 彼ほどの選手なら当然要求したい部分。エスパニョール戦後の医療レポートで右膝の過伸展との発表。長引かない事を祈ります。怪我は本当に悲しい。

Urko González de Zarate

クラシカルな定点型pivoteとして光るプレーも見せてくれるものの、ZubiやTurriの様にもっとオフザボールで細かくポジションを調整して、ビルドアップへの関与を増やさなければならないという所が至上命題。プレッシャーが無く使えるスペースがある時でも動きが乏しくてパスを貰えない、という場面がちらほら。Turriが素晴らしいプレーを見せる事もありZubiに次ぐ4番の2番手を確立できていない彼。4節Getafe戦では戦術的理由で召集外に。市場ではStefan Bajceticの獲得の噂も上がったこの昨今、踏ん張りどころだし、将来を切り拓く為に乗り越えていかなければいけない。

Javi López

 

Tenerife島出身のタフガイ。7月下旬と割と早い時期に加入が決まり、PSMから出続けて誰よりも高いフィジカルコンディションを整え、攻守に気を吐いている。特に出足が遅れても後追いで潰せる粘り強い守備は数年前のRobinが懐かしい。警戒、準備の面が良くなれば鉄壁の守備者になりそう。
プレシーズンはややセーフティーな立ち回りに終止したが、この3試合は戦術的にチームにフィット。攻撃ではトラオレの様に気の利いたポジショニングから、力強いランニング、持ち上がりを見せ、守備も裏を取らせず前で潰せる迫力もある。S.Gomezとともに早々の適応&活躍を見せてくれた素晴らしい選手。やはりリーガの水を知っているのは大きいのかなぁ。

Martín Zubimendi

凄過ぎてUrkoが霞む。何言ってんだ?とは思うが、それを断って言えば8番をおZubiさん、4番Turriの方が総合力出るかも。いつの間にかピッチのどこでも輝ける万能選手になっていた。PV版シャビみたいなテンポを刻むパスマシーンに見えた時代が懐かしい。

Beñat Turrientes

もう書いたが全体のバランサーとしての機能が求められる8番としては不十分。一方pivoteとしてはかなり良いプレーを見せる。勿論持ち上がりやミドル、さり気ないデスマルケなど光るプレーも多い。途轍もない将来性を秘めてるけど、先ずは動きの部分を頑張って欲しい。

Jon Ander Olasagasti

気合の入ったプレーは流石。元々ダイナミズムに定評があるが、10人になった時の頼り甲斐は異常。あと見逃せない点としてTurriには悪いが、全体のバランスを取るポジション調整は彼より巧い。

Pablo Marín

www.youtube.com

1季ぶりの出場ににっこり。未だに彼のベストバウトと思っているバジャドリー戦で見せたセンスは錆び付いていない。所謂現代サッカーにおいて、正直3部でも相対的に劣るフィジカルの彼がサッカーの上手さを以てプリメーラでやっているのは感慨深い。これを読んでくれている皆さん、所謂教育実習でZubieta生を教える彼を一緒に上の動画で眺めてほっこりしましょう。

Luka Sucic

この3試合は全然出られなかった。Imanol曰く「適応が不十分」との事。勿論焦らず頑張って欲しいんだけど、Zakhaが帰ってくる日も近づいているという外圧もある。あまりどんな選手か分かっていないけど、チーム首脳の3本柱(Aperry、Olabe、Imanol)が揃ってMerinoの後釜として合意形成して獲った選手らしいので期待してます。Imanolもそこに入っていると守備も(将来的には)期待できそう。

Sheraldo Becker

左脚のクロスの精度が出なくてカットインも不発。このままだと右で使って欲しい。抜け出しやボールの引き出し方は相変わらず巧いけど、Beckerには決定的なFWであって欲しい。観たいんやスパイダーパフォーマンス

Ander Barrenetxea

何故かPSMから物足りない。小さい怪我を途中でしたと耳に挟んだような気はするが、そこを抜きにするともっと要求したい。悪い時のBarreneといった感じで、時々のスパークルはあるが、継続性が無い。ただ、中に入ってサイドチェンジの流れを作るリンクマン的な良い振る舞いもあって、本当に今一つという感じ。プレーのキレ自体は悪くない。俺、10年以上ぶり2度目の富士山はお主のCLパッチ付きユニと共に登頂したよ🗻

Sadiq Umar

今夏での放出が目された9番。Carlosが移籍交渉に伴う離脱&Orri加入前の時点でも9番位置でOyar、Beckerに次ぐ3番手ぐらいの感じだし、Imanolは記者会見で「Sucicも(9番)やれるよ」と彼を更に脅かす発言を見せた。出場時間の少なさで更に状況を悪くしてもおかしくないなと思っていたが、Espanyol戦では中々良いSadiqが、Alaves戦ではかなり良いSadiqが見られた。残ったからには活躍して欲しい。自分はSadiqのFWとしての怖さに賭けたい気持ちがあります。彼の明るく、大怪我にもコツコツ復帰に向けて取り組んだ前向きなパーソナリティも理由の一つ。先ず10点とろう! 丸くなるな、星になれ。静岡市葵区サッポロビール最高

あとがき

いかがでしたでしょうか。個人的にはXのTLを眺めたり、Peñaで他の方の話に耳を傾けていると、自分の評価や考え方は他の方程シビアでなく、甘い気がしています。ただ、それでどうとはあまり思っていません。半ば、それ以上か自身の備忘で書いていますが、皆さんにも反響する部分があれば嬉しい限りです。結局1万字書いているので、もっと気楽に書きたいです。それではまた、Agur‼

MADE IN GIPUZKOA Ⅳ章 -安定性:12歳の頃、サッカー選手ではない。彼らは少年少女である。

このⅣ章が最終章です。前章で見た様な、地元の教育機関、スポーツスクール、提携クラブ等のサッカークラブを経由してきた選手達が、いざZubietaに入団した後、Zubietaではどの様に「育成」という観点で選手達(子供達)に向き合われているか、という話が今回の話題になっています。動画は此方↴

www.youtube.com

🔹(Realaというクラブの)選手育成における考え方

(ナレーション)
サッカーの話題になると、技術面/戦術面/フィジカル面の話になるのが普通です。然しZubietaの考え方では、それら3要素は、(選手の成長プロセスをピラミッドに見立てた時、)ピラミッドの頂点に位置するものです。

Roberto Olabe
(選手育成を行う上で重きを置いている選手個々の)持続可能な安定性についての私達の考え方は、子供が12歳の頃にZubietaにやって来た時、明白にその人物はサッカー選手でない事、簡潔に少年又は少女である事を認識することから始まります。タレント(能力)育成プログラムにおいて、私達は選手個々人に寄り添う事ができます。Zubietaでの選手生活の中で生じていく様々なポイントとなるイベント(入団、退団、昇格...)において。私達は子供達を、彼らの必要とするところ、優先すべきところに応じて育てていかねばなりません。
Luki Iriarte
少年少女が自身のポテンシャルを最大限発揮するには、選手達が、自身が安定している、安心できていると感じられているかが鍵を握る要素です。その為、私達は選手達の家族に「息子/娘は2年以上在籍在籍し続ける」事を約束します。選手達、その家族が、毎日のセッションが ”クラブで生き残れるか否か” の試験であると重荷に感じてしまう事が無いように。
Roberto Olabe
時間を掛けて行う選手達へのフォロー、付き添いこそに、Realaの他のクラブとの違いが表れています。

🔹タレント(能力)の磨き上げ

(ナレーション)
Zubietaに入団する選手達は常に(最高の自分を目指すという)継続的な要求を自らに課しているものの、彼らが「自分達がセレクションを受けている/勝ち抜かなければならない」と感じないことが重要(→選手達が自身の持てる全てを発揮できるように)です。そうなる為に、Realaはあるツールを擁しています。
Roberto Olabe
私達は常にこの競技(サッカー)において、チームスポーツとして取り組んでいる事に加え、選手達個々人に重きを置いています。
Luki Iriarte
Zubietaにやって来る少年少女は、練習するだけに通っているわけではありません。練習の積み重ね、コンペティション経験の積み重ねというサイクルに身を置く事を必要としています。最も若い年代のInfantil Txiki~3部に属するSanse(Bチーム)まで、選手達の最低保証のプレー時間割合を設定しています。最も若い年代で50%、最高の年代で35%という内訳です。

(ナレーション)
年月を掛けて、Zubietaメソッドは成果/結実を生みます。トップチーム/Sanseのいずれにも、Infantil Txikiの年代からZubietaにいた叩き上げの選手がいます。外からやって来た選手に、彼らが我々の、振る舞い/態度にも表れるLa Real/Gipuzkoaの価値を伝播させていくため、彼らの様な叩き上げの選手がいる事は大変重要なことです。そうして選手達はRealaというクラブを代表する存在となります。

 

後書き:
いかがだったでしょうか。実際にはエリートレベルに到達する選手は一握りでポテンシャルに差はあっても、タレントは全員が秘めていて、それを発揮して貰うために精神的な不安を取り除いて選手達が安心して競技に打ち込める環境を整える。選手一人一人がプロジェクトであるとするRealaの考え方が私は好きです。
また、最終部のナレーションで語られていたZubieta(Real)叩き上げの選手についてですが、X.プリエトの伝記を読んだ時にその一端を感じました。彼はRealに入団する前、学校のサッカーチームでプレーしていた時、自分でゴールを決めるより、普段安定して出場機会を得られない準レギュラー級以下の選手達のゴールをアシストする事を好んだそうです。そうする事で彼らがきっかけを掴めたり、チーム全体で全員が幸せに向かう為、それを期して。そうした仲間を思う心もGipuzkoa/Reala印の一つ。
また、もう一つ例を挙げますと、以前は今の様にチームのdinámicaを利するフリーラン等、チームを活かすプレーを常に実行できる選手でなかったR.ナバーロが浮かびます。彼も年月を掛けて自分で仕掛けるだけでなく、チームとして戦う事を学んだ選手の1人と僕は考えています。

トップチーム昇格後も続いていくRealaの選手育成(成長)プロセス。今後も所属選手の変遷の移り変わり、補強選手が来る前からどれだけReala印に合うパーソナリティ、素養を持っているか、またそれを多分には持ち併せず、既存戦力に不足した点を買われて入団した実力者であったとしても、どのように変わっていくかを注目していきたいと思います。Aurrera Reala!! Aurrera Realaren mutilak eta neskak!!!

MADE IN GIPUZKOA Ⅲ章 -Zubieta(Realaの下部組織)の異なる一面

この章では、Alevín以下のカテゴリチームを持たない、即ちクラブ内での選手育成を”急がない”La Realが何故そうしているか、という事にスポットを当てて話が為されています。動画は此方↴

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🔹"急がない"選手育成

Luki Iriarte
我々は、選手達がZubietaにどれだけ早く来るかというのは、問題では無いと思っています。子供達には各々の成長過程があります。(子供の頃の)ある年代においては、遊ばなければいけない。後になって競い始める瞬間がやって来る。その年代の頃には、友達、家族と友好的に、学校等でプレーする。楽しむ過程です。Realaでプレーする子供達は12歳以降の年代の時にやってきます。
Roberto Olabe
Infantil年代に初めてのセレクションがあります。青白のシャツ、Realaのエスクードを身に着ける選手達が選出されます。

🔹地域一体の選手育成/人間教育

(ナレーション)
Zubietaでのこうした考え方は、地域の学校、サッカークラブ、家族に目を向けさせます。Zubietaへの入団は、選手個々人の成長を考えると、大変ポジティブな事です。
Roberto Olabe
Zubietaで育つ選手達は各々、各自がこのクラブの中で成長していく為のプランを持ち私達の地域を代表する価値を持ち併せるようになります。その価値は、(Real、地元のクラブ、学校、地元の友人、選手の家族…etcといった)選手達の成長/育成プロセスに関わる地域の様々な人々の手により選手達に授けられるものです。この事は私達にとって大変誇らしい事です。
Luki Iriarte
こうしたGipuzkoaという地域で、スポーツスクールは非常に重要で力強い存在です。私達(Realaのスタッフ)も、子供達が色々なスポーツに触れる事は、彼らにとって好ましく有益なことであると考えています。子供達は個人競技団体競技問わず様々な競技をプレーする事ができます。
従って、急がない事が重要です。なるべく早くRealaに入団して貰うのではなく、(Realaというエリートレベルの、子供達によっては地元から遠い所に拠点を置くクラブで)準備が整った時に彼らはやってきます。子供達はZubietaに選手としてやって来るまで、多くの年月があり、多くの機関(:地元の学校、スポーツスクール、サッカークラブ)に身を置きます。

(ナレーション)
Zubietaでは、こうした私達のモデル、時間の掛け方に絶対の信頼があります。Gipuzkoaという地域と共有する、私達自身のアイデンティティを大切にする努力こそが、地域との結びつきをより強くすると信じており、その為にRealaのモデル、時間の掛け方を掲げ、遵守しています。

後書き:
いかがだったでしょうか。自分はAritz、Zubeldia、Oyarzabal、Zubimendi...実際にこうしたプロセスで育まれてきた選手達がプレーではチームを助け、ピッチ内外でRealaのescudo、Gipuzkoaという地域を代表している姿にこのモデル、考え方の成功を見ています。
また、子供の頃に複数のスポーツに触れる事の重要性が強調されていました。自分はReal関係外でマルチスポーツをテーマにした講演を聞いた事があります。その場では、身体の動かし方を学べたり、身体の特定の部分に負荷が集中して負傷の種になるのを防ぐことができるといったスポーツ面、身体面の部分のみでなく、複数のスポーツを通じて、異なる指導者、チームメイト、競争相手と関わる事で、子供達の社会性という部分に大きな好影響があるだろう事が強調されていました。Realのユース選手に関しては、動画で言及されている通り、多くの地域の人々に関わる事によって、Real/Gipuzkoaのアイデンティティに触れ、自分達のものにしていくという良さがあると思います。また、逸脱しますが社会性という観点から言うと、自分がGipuzkoaで会った子供達からは、比較的よく自分の様な歳の離れた大人にも物怖じせず自分の話をしてくれる、という印象を受けました。バスクにはクアドリージャという生涯続く幼馴染グループの文化があり、親のクアドリージャを通じて親以外の大人と日々接しているという事も効いてそうとは思いますが。スポーツ、Realの話に戻ると、自身の地元で、小さい頃から地域の多くの人に関わってきた選手達が、その地元も代表しながらRealで活躍するのは関わりのある人にとっても誇らしい、クラブのみならず地域の星になるのだと思います。

話が長くなりましたが、地域密着、人間教育を謳うRealaの、選手達(子供達)の成長プロセスが地元で既に色濃く始まっているというのは大変説得力のある話だと思います。そうしたプロセスを経て、Gipuzkoaという地域の人にとっては特に、Realの選手達はサッカー選手以上の存在になっているのだと思います。

MADE IN GIPUZKOA Ⅱ章 -Gipuzkoaという地域に根ざしたクラブモデル

この章では、クラブと地域の関係について掘り下げられています。各コメントは短いものではありますが、La Realというクラブの考え方、方向性がしっかり伝わる内容になっているかと存じます。動画は此方↴

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(ナレーション)
いかなる時も、La RealはGipuzkoaという地域を表す価値を忠実に守るクラブとして、常に他と差別化されてきました。Zubietaの育成メソッドもその例外ではありません。

🔹スポーツが根付くGipuzkoaという地域

Roberto Olabe
Zubietaの育成モデルについて話すのであれば、私達の地域についても話さなければならないでしょう。
Luki Iriarte
Gipuzkoaという地域において、私達は(優れた)振る舞い/態度を有しており、それを選手、スタッフといった全ての者に浸透させなければならないと考えています。ピッチ内においても、ピッチの外においても。
Roberto Olabe
Zubietaでは、(Zubietaにやって来る前に子供達が経験する、)「導入部分としての / 横断的、総合的且つ大変積極的/参加型」であるスポーツが礎となり、(そうしたスポーツを経験した子供達がやって来る、)帰結としての組織と考えています。(各地域での)タレントの発見という点に関して、(地域の)教育機関、提携クラブには、子供達がスポーツを始めて以降の初期の段階で、私達の目になって貰っています。もっと後の(Zubietaに入団する選手達の)セレクションの際に、誰がZubietaの門戸を叩くかという注視が行われています。

🔹GipuzkoaとLa Realの関係性

(ナレーション)
Zubietaメソッドは、(最少年代Infantil Txikiカテゴリのセレクションという)即時的な部分だけでなく、各カテゴリチームに最良の選手達を抱える事を目指しています。私達のモデルは、クラブ近隣地域にいるタレントへの信用に根付いています。

Roberto Olabe
La Realは、Gipuzkoa県内+Gipuzkoa県の隣接県内にある80以上の提携クラブと共存しています。この事が我々のプロジェクトに別の力を与えてくれています。
Luki Iriarte
La Realは学校のみでなく、(形式の)異なる教育機関と近しい存在でありたいという思いを持っています。そうした取組み/クラブの姿勢が将来Gipuzkoaに好影響を及ぼす事を期待しています。
Roberto Olabe
Zubietaは世界中から「はじまりの場所」だと思われているかもしれませんが、私はZubietaは、殆ど一つの国とも言えるようなGipuzkoaという地域のモデルの帰結であると思っています。

(ナレーション)
地域全体の関与のおかげで、Zubietaのメソッドは、La Realの選手育成メソッドであるに留まらず、Gipuzkoaサッカー全体に関わる地域共通のモデルでもある。そこにこそ、私達下部組織の成功があります。

 

後書き:
この章は端的に言うと、Gipuzkoaという地域の(スポーツをする)子供の育て方を信頼し、地域とともにあるクラブである事を強調していると思います。この動画では言及されていませんが、Realaが多くのクラブの様にAlevín以下のカテゴリチームを持たないのは、その年代までは子供達は家族・地元の友人の近くで過ごすのが子供の発達上望ましいと考えている為と言われています。且つ、この動画でも述べられていた通り、地域の提携クラブ、教育機関を大いに信頼しており、だからこそ「帰結」という言葉が出て来るのだと思います。Gipuzkoaのエリートクラブという自負がありながら、地域の各機関を信頼し、彼らへの感謝を忘れないクラブの姿勢が私は好きです。
また、提携クラブがZubietaの医療サービスや施設使用の恩恵を受けられたり、地域のサッカー指導者向けの講座を行ったりしています。Realaが地域からタレントに来てもらうという恩恵を受けるのみでなく、Realaから地域に貢献しており、双方向でアプローチがある事が分かります。Realaは自他認めるGipuzkoaの代表と言えると思います。それ故僕もDonosti市内に限らず、Gipuzkoa全体の事を知りたいという思いを抱えています。色々学べた暁には、皆さんにも情報を流せたらと考えています。Aurrera Gipuzkoa!!!

MADE IN GIPUZKOA Ⅰ章 -Zubieta黎明期, クラブモデルの萌芽

この章は、過去チームを牽引したクラブにとって重要な指導者、元選手達の口からZubietaの取組み、地域が選手達にもたらす価値、それを受けたZubietaでの育成の取組みについて言及されています。動画は此方↴

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※序章と同じく以下、スペイン語で語られた内容を自分なりに訳したテキストを綴っています。


🔹選手育成の歴史

(ナレーション)
La Realを語るという事は、このクラブのカンテラ(=私達の心臓)を語る事でもある。
我々のカンテラの起源はどのようなものだろうか。

A.Gorriz
”私達のカンテラの始まりは此処(Atotxako zelaia広場←castellanoでEl estadio de Atotxa)にあります。この場所にはAtotxaの競技場があって、La Realは此処で全ての試合を戦いましたよね。現在は当時と大いに異なる様相をしていますが、Zubietaの起源はここにあります。”

”1951-52シーズン、クラブ会長のFelipe Artetxeは、クラブ最重要人物の内の1人であるBenito Diazとともに、青少年達のチームを創設するアイデアを掲げており、その創設目的はトップチームに選手を輩出してクラブを強化する事でした。そこでJuvenilチームが誕生しました。”

(ナレーション)
Juvenilチームの誕生以降、沢山の人々の協力のおかげで少しずつ(私達の)スポーツ面/人間性の育成モデルが固まっていきました。Zubietaの育成メソッドの定着に貢献した最重要人物の1人がJavier Exposito。

Calmero Amas(元Reala選手/指導者として23年Juvenilチームを指揮。1999年に現第2監督のMikel Labakaらを選手として擁したチームを率いてJuvenilの全国選手権を優勝):
”(J.Expositoは)恐らくカンテラの礎となった人物です。長年クラブで指導を行い、この上無い影響を残しました。”

Javier Exposito
途轍もない規模の変化がありました。何故かと言うと、私達は(Atotxaのスタジアムからほど近い)Mundaiz地区で練習を始め、いつもMaria Cristina公園まで歩いて移動していました。

Calmero Amas
但し、(変化の前後通じて)練習は常に同じように行われました。場所に関係なく、チームに対する要求は同じだったからです。
Javier Exposito
突如、Lasarte-Oriaの競馬場のグラウンドの事が思いつきました。(それまで、私達はMundaizやMaria Cristina公園で練習していました。)
Lasarteの競馬場での練習を必要とし、許可を請願し、承諾を得ました。皆でそこへ行き、後に(サッカーの練習の為の)複数のピッチが作られました。そうしてZubietaの大きな進化の一連が幕を開きました。

🔹Reala-Gipuzkoaが共有する価値

(ナレーション)
敬意/正直さ/謙虚さ/競争性/チームワーク。これらはGipuzkoaという地域コミュニティの持つ価値であり、これらの価値について、Zubietaで長年取り組まれている仕事の積み重ねが、「振る舞い(行動)」として形に表れている。

Mikel Etxarri(元Sanse監督、技術部門長。18年間La Realで勤務。):
それが私達の目的です。私達はサッカー選手を育てるわけですが、包括的な人間性面の教育(社会教育)も行っています。謙虚さ及び(チームとしての)連帯/団結、自己犠牲も大変重要。周囲に注意を払う/敬意を持つこと...全ての要素が教育、成長過程の鍵となるものです。

🔹選手輩出に定評のあるGipuzkoaという地域

Calmero Amas
世界中の人が貴方に称賛して語ったでしょう。La Realというクラブがどのようにカンテラと共にあるクラブなのかという事を。そして此処(Zubieta)出身の選手達の前に、常に契約を結びたがるチームが現れました。La Realの選手を補強した場合に「外れる」ことが少なかった為であるかもしれません。私は、「お墨付きのGipuzkoa出身選手に外れはいない」という保証こそが評価されていた様に思います。
(ナレーション)
長年の間Zubietaのメソッドを通じて、La Realは積極的に数多くの子供達の教育、育成に没頭してきました。1980-81、81-82シーズンにLaLigaを連覇したChampionチームの時代から、現在Zubietaで成長を続ける男女のユース選手(:将来、チームを、クラブを、Gipuzkoaという地域を代表する子供達)に至るまで、脈々とGipuzkoa県内の提携クラブからやって来るのです。

 

(後書き)
いかがだったでしょうか。Ⅰ章という事もあり、Zubietaのメソッドについてあまり細部の枝葉たる部分までは出てこない章でしたが、自分は本章でクラブが伝えたい事は、選手達がGipuzkoaという地域が持っている敬意/正直さ/謙虚さ/競争性/チームワークといった価値を持った選手に、Zubietaでの社会教育を施す事により、振る舞い/行動に価値を内在させられる選手を輩出しているという事なのでは無いかと思います。また、選手達はGipuzkoaという地域から価値を授けられるのみに留まらず、双方向性があり、その価値をZubietaでの社会教育を通じてピッチ内外でGipuzkoaの価値を色濃く示す、そうした地域を代表する選手達がコンペティションを戦っている事にLa Realというチームの大きな強みがあるように思います。La RealがGipuzkoaという地域の代表である事は、ただサッカーというスポーツの競技力のみによるものではなく、選手達が、そして会長や監督、SD、その他スタッフ一人一人が普段からの言動、姿勢を以て地域との連帯を示している点がファンの心にも響いているのだと思っています。¡¡Que no hay equipo en toda Euskadi como Real Sociedad!! (あるチャントの一部で、バスク全土にも類を見ないオンリーワンのチームだぞ!と自負を歌う歌です。)