だいぶ間が空いてしまいましたが、続きを書きます。Part1では、Realaが選手にどのような要素を求めているかという点を書きました。このPart2では、それを踏まえ、サブ組たちの今後を占っていきます。
この一年大きく評価を上げたPablo Marín, Unai MarreroとそうでなかったKarrika, Zakhaらの対比をまじえて、Reala残留が危ぶまれた、もしくは現在危ぶまれる選手について綴っていきます。
なお、序列の推定は完全に個人の主観でしておりますので、あしからず。
<評価を上げた選手>
#13 Unai Marrero
🔹今季について
紛れもない国王杯優勝の立役者。決定的な仕事をし、クラブにタイトルをもたらしました。Azpeitiaの提携クラブ、Lagun onakから加入した叩き上げのギプスコア+Zubieta産GKはファンの心を掴む活躍を見せました。
🔹将来について
今後Remiroとレベルの高い競争をできるところまで辿り着きつつあると見ています。長いことGipuzkoa産自前GKを定着させられていなかったReala。彼はその器たる、そんな前途をみせてくれています。
・プレー評価、ピッチ内外での姿勢
前者:継続性◎。リーグ戦でほとんど出場機会がない中国王杯であれだけの活躍を見せた。それだけで文句なしと言うに十分な材料。
また、Remiroより好不調の波が少なく、ハイボールにより強いGKだと見ています。かつS.Gomezが上がり、3枚になる最終ラインの間に入れるほど、捌きや組立てのセンスも合格点。無論キック一つでチャンスを作れるRemiroには劣ります。正直自分が観てきた中で、安定感を加味すればマシュー・ライアンを凌ぐ最高の2nd GKとしてのパフォーマンスでした。
後者:満点。バスクを愛し、クラブを愛し、愛されている。いつも元気で良い、良い人そう。
#2 Álvaro Odriozola
🔹今季について
浮き沈みの激しかった今季の嬉しいニュースの一つがこのDonostiarraの帰還。ペーニャのファン仲間の間でも彼のパフォーマンスに懐疑的な見方の人が大半だった。度重なる負傷離脱にいまいち長所を出せなかったピッチでの姿があり、loan移籍で試合勘を取り戻さないと、今のRealaで活躍する姿が思い浮かばない。そんな風に考えていた開幕前。
蓋を開けてみれば、彼ならではの読みづらいダイナミックな攻撃参加を武器に、右サイドの攻撃的オプションになっていました。
彼のマドリー移籍前、第一次Reala時代を知る誰かが言いました。「Odriは自由に走らせておきさえすれば良い。」本当にその通りだなと思いました。
ボールを持って何かを生むタイプではないけど、思い切りの良い、セオリーに囚われない動きをする彼にボールが渡ると何かが起こる。独創性に富んだ動きでチームを活性化する彼も、一種のファンタジスタ。
2023年秋、リハビリ期間に会って話したのをよく覚えています。シーズン前半での長期離脱、辛い時期を過ごしていたにも拘わらず、僕たちファンにとても気さくに接してくれました。クラブ再加入が決まった際のインタビューでたっぷりのクラブ愛を語り、将来の貢献を約束してくれた。現在でもピッチ内外で当時と変わらぬ素晴らしい人間性をみせつづけてくれています。本当にナイスガイ。
🔹将来について
前十字靭帯断裂の大怪我を負ったのが今年の冬。回復後も先ずはトップレベルの試合の要求値を満たせるよう、適応のプロセスを経なければならず復帰時期は未定。Oyarがそうだったようにプレーを再開した後も高いパフォーマンスを出せるようになるまで時間が掛かるかもしれません。この点から回復後のloan移籍、あるいはL.Sangaliの様にSanseで1年過ごすことも視野に入るでしょうか。
また、来季はSanse2部昇格の立役者、Iñaki Rupérezの本格稼働が見込まれ、正直Realaでの地位は安泰とは言えません。右SBをMarín, Lukenもこなせることを考えれば、JonMi、Iñaki、Odriの3名に3つの枠を用意するのはRealaにとって有力な手とは言えないでしょう。
・プレー評価、ピッチ内外での姿勢
後者は100点です。チームを愛しチームに愛され、ベンチからでも松葉づえを突いてもチームを一熱狂的Realzaleとして鼓舞してくれる。
前者も今季のプレーを見せてくれればRealaに必要な選手であり続けるでしょう。JonMiが攻撃面で適応に苦しみ続けており、序列を逆転するかも?と思った時もありました。怪我がなければ…
但し前述のとおり現状はJonMiと並ぶ椅子をIñakiと争う立場。IñakiはSanseではまず対人守備が強く、さらに他の2人と差をつけるのがビルドアップ能力。ボランチやCBが務まるぐらい巧く、Sanseでよく中に入ってアクセントをつけていました。OdriやJonMiはこれができるキャラクターではないと見ています。攻め上がりにも結構迫力があり、ミドルシュートは現時点で大きな武器です。彼は将来スケールの大きい万能選手に化ける潜在性を秘めています。
どうなるか、続報を待ちましょう。どうなっても愛してます、Gora Álvaro, Guazen Donostiarrak!!
#15 Pablo Marín
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ついにトップチームの椅子を勝ち取ったErrioxarra(リオハ人)。複数ポジションを高レベルでこなし、1.5軍扱いを卒業。とりわけTakeの不在を埋める右サイドでの活躍は、すごくチームを助けてくれた。
🔹今季について
これまで:いつ半Sanse半トップを卒業できるか?これまでそう思ってたのは本職がどこか分からなくなっていたから。彼はCチーム時代は常に10番。4番にJ.Zubillaga、8番に現トップのJ.Gorrotxategiという実力者と中盤からゲームを制していた。それがSanseに上がると外様のホープ、Gotiが10番役の蓋になり3-4-1-2の守備的中盤の1人に役割を変えられた。
そう、彼は一列落ちたところでの活躍を要求され、後ろに重たかったSFのSanse一年目、前を向いてプレーできる頻度を減らした。トップでのデビュー戦は印象的な活躍を残すも、以降は警戒の種になってかしっかり相手守備に潰される洗礼に見舞われた。10番過多のチーム事情からも彼は8番、10番の兼任に。ゲームを読む動きやSanseでもやっていた3列目からの抜け出しでアクセントをつけるも、3列目としての守備対応や相手の前を向かせない、背負ってキープもさせない潰しに苦しんでストロングより不足が目立った。
今季:Aihenのように気づけばごつく、当たりが強くなっていた。今まで彼の活きなかった視野+プレービジョンが開花。ずーっと潰されていた抜け出しも耐えてそのまま深さを獲る頻度が増え、何か中でプレーできる、足元が3段上手くて力強さが1.5段減ったポルトゥみたいなサイドアタッカーもできる漢になっていた。誰?良い意味で。
フィジカル面に限らず、総合的に相手守備の強度への対応に適応した。背負った時にやる斜め前の選手へのフリック、あれどうやってやってんの?
🔹将来について
大外を張ってもSBに外を譲って中でやるWGとしても身を立てられた彼は、Realaには勿体ないレベルのスーパーサブまたはそれ以上の存在に。(サイド配置のことばかり言ったが彼は本来中の選手。え、中盤としての良さが分からない?貴様は昨季序盤のアラベス戦で、後半Turri-Olasaと黄金トリオを組んで一気に劣勢を跳ね返したあの勇姿を見てないですね?これを遺憾と言わずして何と…あゝ無情またも厭世好世に戻して)
うるさくして申し訳ないが、9.5割方残留と期待と愛を込めて。
<評価を上げられなかった選手>
#21 Arsen zakharyan
期待の即戦力が期待の若手のまま3季を残して過ごしてしまいました。ビシビシ伝わる優男風ゆえ、俺は好きで応援してる選手なんですが。一生懸命トレーニングしてそう。
🔹今季(とここまで)について
左WGをよく任されるけど、ここでは爆発的な加速がないから、周りが見えててボール循環やブロック守備、攻めてはワンタッチゴーラーとしての動き位置取りが光っていた1-3年目。10番として圧巻の才能をところどころ見せつけ、その後すぐ負傷離脱の悲哀サイクルを繰り返した2年目3年目。
今季、先ずRealaお家芸の何これ稼働率。仕掛けの怖さ、マリンちゃんの様な動き出しの良さが出せない序列4番目以下のサイドアタッカー兼センス抜群なのに何か序列を上げられず同じく4番手以下の10番という現状で、既述の稼働率との掛け算で、戦力としての貢献は正直かなり薄かったす。
🔹将来について
もう3年与えた、そしてこの成績がある。いやおら10番としては大好きだんだどもBrais、Sucic先輩がいるこのチームでさぁ…だったらTakeの控えが欲しい。Job Ochieng、君だす。
正直loanを望む。何故か?初期費用を現状回収できるかと言われるとNoでしょう。実績が薄すぎる。JonMiみたいにナショナルチームで積めれば良いんだけど…おそロシアしてっからにね。何で米代表は処分を受けないない?穏当?ばかか不当
どっかファンタジスタ10番が欲しい1-2部のクラブはいねが?そしてウーデゴールにして返してね。でRealaでLiga優勝の立役者に…ああこれが良い夢旅気分
#19 Jon Karrikaburu
なーに昨季の写真はっとんじゃボケェとな?お客さんそりゃBi Baztandarを見つけたら胸が炉心限界まで熱くなりますから。何言ってるか分かる方はBaztanにルーツを持つフランシスコ・シャビエルのファンですね?わしもじゃ、くもじいじゃ
🔹今季(とここまで)について
Cチーム、Sanseと誰もが少しは苦しむユース最終2チームで爆発を続けた稀代の点取り屋のポテンシャルは今尚疑いの余地がない。ないからこそ今季は晴れて、初めてトップで丸一年機会を与えられた。
で、ほとんど出れませんでしたな…なんか素行が他の選手よりは劣るんじゃ?という疑いのある彼。まぁそこは置いといてもプレーでも大きなインパクトを残せず。彼の最大の武器はボックスの中での動き、駆け引き。加えてポストプレーも落としが下手くそなSadiqよりはハイレベルでやってたけど、ボールを呼び込む引力の弱さと、プレス強度のムラが気になってしまった。才能の片鱗を見せてた時期に離脱したりしたのも悲しい。
🔹将来について
才能を見れるのは今ではないという印象。じゃあローンで出すか?いや、それはもう何度も… 何よりOyar, Orri, Guedezに続くCF専門の9番4番手というのはかなり需要が低い。
2026.6.20朝
こんなニュースを見つけてしまいました。Realaトップ構想外と...
頼むからどっかで輝いてRealaを見返してくれ。Nafarroaの虎よ
<今季loanで外にいた選手>
Jon Pacheco (Deportivo Alavés)
🔹今季(とここまで)について
トップ昇格から定着までが非常にスムーズで22-23、9月のマンチェスターユナイテッド戦でも抜群の守備対応を見せた好青年。そこをピークにいまいち調子を落として、特に昨季は負傷もあり、出場時間を前年比約半減と大きく減らした悔しい一年になってしまった。アラベスではシーズン終盤まで結構信頼を得るも、足首を痛めてしまい、レギュラーとしてフル稼働とはいかなかった。失敗のシーズンとは言いたくなくて、アラベスでのプレーを殆ど観ていないのだけど、それだけ試合に出ていたことを考えると、守備対応も結構良かったんじゃないかなぁと思っている。
🔹将来について
好調時のプレーは誰もが認めるところ。球捌きやロングフィードはばちこり。線が細くて強く当たり切れず手を使って止める場面や、アジリティの高いアタッカーの対応に手を焼いた場面を多く観た昨季の不振が消えていれば。要は好不調の波をいかに抑えられるかにかかってるのではないのかなと思っている。俺は彼が残れるかはLuken BeitiaをSanseから上げるか否かにかかっていると思う。Lukenは右CBの選手、となると右はJonMa、Lukenで左はIgorとPachecoとなる。Igor御大という保証値の高さは、Pachecoを残す安心材料たると思う。いや、本音はレギュラーとして一人立ちして、JonMaと組んでZubeldia中盤戻しとかも面白いけんども。Zubeldiaは好調時小澤一郎さんが「代表に入ってくるでしょう」と評した俊英というのをお忘れなく。
Javi López
9m€ぐらい叩いて獲ったのにもうloanて何?と驚いた昨夏。即戦力として見といて一季で、えぇ...?確かにSanseのバルダと同い年と若手ではあるけど、もうプリメーラで長い選手をさぁ。。
🔹今季(とここまで)について
Realaで:俺はアラベスでのイケイケな彼を観て、おっしゃマヌ・サンチェスの様なチームを活性化できる実力派左SBが来る!と入団のニュースに心躍りました。
昨季蓋を開けてみると、え、どこのディエゴ・リコ?というぎくしゃくして大外での仕事が全てであるクラシカルなSB、つまりは誰?という彼がいた。だけどもシーズン中盤以降、突っ込んで後ろのスペース使われる失策が減り、力強くスピードあふれる対人守備は感動すら覚えた。
で、放出されたわけですよ... おりゃあ絶対U-21時代の彼に夢見過ぎた俺みたいな人間がクラブにいたと思っていまして。同期入団のS.ゴメスをWGとして数えてたんではと。でそれが崩れてSBが3人になっちゃって、なんでちょっち1年行ってきて貰えますかと。そうなら被害者なんですがね。
今季:僕はOviedoの試合をまったく観ていないんだけども、シーズン中盤から出場機会を得てほぼレギュラーの位置を守り通したのは素晴らしい。
プレーどうだったんかなぁ…
🔹将来について
正直言わせてもらうと、大怪我以降いまいち調子を戻せていないAihenと較べて、どっちが優れているかは分からない。ただ、左SBに3人は過剰。。ただAihen放出という声は聞こえないし、好調時は国王杯決勝みたいに強豪相手でもすごかった。
でも、このタイミングで放出するようだと、スカウティングや補強を決めた際の洞察が弱かったという話になります。ほぼ1,000万€で獲った選手をRealaで1年だけ見て放出なんて、そんなん続きませんで。
<結びに>
皆さんは彼らにどんな印象を持たれているでしょうか。いずれにせよ、ここで名前を挙げた選手は殆どがZubieta上がり、または外れ補強容疑者。
僕はZubieta産の、特にGipuzkoarrak、Euskal Herritarrakには頑張れ地元の星、と誰にも増して応援したい消せない気持ちがある。外様の選手もほぼ全員が勤勉かつナイスガイ。Realaにないものをもたらしてくれる実力を見込まれた選手達であり、同じく応援あるのみ。
皆が活躍してクラブを愛し皆に愛される選手になって欲しいと願っている。そこまで辿り着いてくれと祈りを持ちながら、それを充足するために求められる要求を挙げながら、現状はこうかなぁと占ったわけです。
今季活躍して、元々信頼を篤く寄せられていた選手たちは語るまでもないので、亜種選手評価としてもこの号を書きました。
遅くなってしまいましたが、またぼちぼち何か書けたらとは思います。もっと短く気軽に、自分が足取り軽く続けられるためにも。それでは、Ikusi arte!