La Liga 第21節ビジャレアル対ソシエダ~前半~
大晦日のビルバオ戦以来リーグ戦勝利無し。上位につけるビジャレアルといえど勝ちが欲しい一戦🔥。両チームの先発メンバーは以下の通り。
両チームのフォーメーションは中盤▽の4-3-3同士のミラーゲーム。ビジャレアルは3センターの左からパレホ、カプー、コクラン、ソシエダはイジャラ、ゲバラ、メリーノとお堅い構成wビジャレアルはWGも左がモイゴメス、右がトリゲロスと本当にお堅い面子。。予想に反することなく、組織的な守備網を形成していた。
<前半の戦い>
ソシエダの前半のビルドアップは、2CBが開くいつもの形。ゲバラが間に落ちる時はビジャレアルも前3枚でラインを形成し待ち構えるシーンがあり、クリーンなサリーダ・デ・バロンが成功する場面は多くなかった。
エルストンドやル・ノルマンはFWが対面に構える状況で無理はせず、ラテラルへの横パスに逃げる場面が多かった。
左にボールが集まりがちだったが、イジャラのサポートが近く、それに合わせてゲバラが右に離れるなどもなかったため、場面によっては自ら相手守備を圧縮させて窮屈で困っていたような印象。
この試合に限らず、もっとアンカーにパスを差し込んで欲しい。出せる場面でもセーフティな横パスに逃げていることが多い。
また、左のオヤルは中に入ってボールを引き出そうとする事が多いが、右のポルはあまりビルドには参加せず、右ハーフスペース付近でDFラインと駆け引きしている。この動きにより相手の右バイタルは空きがちなので、タイミングよく使えると綺麗なボール出しが叶うんじゃなかろうか。
前半のチャンスは、前で待ち構えるアタッカー達にボールを届けて、というよりは前線へのロングボール、アタッカーが長い距離を運んでのもの等が多かった。
守備面は開始すぐの失点の後は、他にもペドラサのグラウンダーのクロスをパコにバックヒールで撃たれた場面など危ない場面はあったが、ビジャレアルが人数をあまり掛けてこなかった事もあり、ハイラインを敷いて狭くし、上手くまとめていた。
前半の目をつけたシーンを以下いくつかピックアップ。
①3分の失点の場面
攻め込むもシュートまで行けず、相手エリア内でロスト
→タイミングよく降りてきたトリゲロスから右に展開
→RSBのペーニャ激走(ほぼBOXtoBOX)。対応はイジャラ、全然勢いを止められず背走wエリア脇まで持ち込みセンタリング、中はニアにトリゲロス(マーク:ゲバラ)、中央にパコ(マーク:エルストンド)
→トリゲロスは中で潰れ背後に流れる、パコがワントラップしてシュート。手前にトラップしたため、ゲバラがスライドしてブロック。
→後方に弾けてパレホの足元(フリー)。ソシエダアタッカーのプレスバックはなく、最終ラインの位置にいた守備者たちも間に合わず右足一閃。
(⚽VIL 1 - 0 RSO)
このシーンはまずイジャラ足遅っ!笑
遅いのは仕方が無いので、要因はソシエダがいつも通り最終ラインでの優位を優先したことにあると感じた。ペーニャに大外レーンをやられる最中も、中央レーン付近で最前線を駆けるパコとトリゲの2枚を3枚で見ることを選択。ル・ノルマンは最後の最後でようやくイジャラのカバー対応に向かったが、結局寄せ切る手前でセンタリングを撃たれたため大外で2対1を作れず、中央に余りとして残り、センタリング後の中の対応要因にもなれなかった。
何が言いたいかというと、ソシエダの敵最前線に対し有意性を保とうとする慎重な守りは好きだし、それで防いできた場面も数多くあるけれど、やられていて傷が広がりそうな箇所があったら早めに摘みに行っても良いケースもあるはず、ということ。
ル・ノルマンはイジャラが背走を喰らっている時点でエリア内に入れる前に敵2枚に数的同数を甘んじて受け、迎撃に向かう選択もあったかもしれない。まあ勿論それもパレホのゴラッソがなければ失点していなかったかもでもあるし、何とも言えないが。
②40分のチャンス
パコ(敵FW)の脇の位置で受けたメリーノが左のオヤルサバルへ対角のロングパス
→オヤルは敵RSBのペーニャと競るも触らず、背後でコクランが1バウンド後を前方へ胸トラ
→大きくなったところをオヤルが狩り、外を回ったモンレアルにスルーパス
→近くのイサクは消され、シュートコースも無いがGK股抜きのDFの背後へのグラウンダークロスを選択。(wktk展開)
→ポルトゥ飛び込めず岡崎未遂orz<ドウシテナンダ
ポルトゥは何だかんだ至近距離のチャンスを逃しがち。このパスは意外性に満ちてたが、他のチャンスも結構あって、決めてるとチームの成績も彼自身の数字も伸びていく!ラ・ロハで観たい!笑
③42分のチャンス
右ハーフレーン辺りに流れ、フリーで受けたイサク、切り返しで躱して中央へカットイン、敵DFラインは右に絞っており、左でドフリーに浮いたオヤルを使わず左足シュート(ミートせず)。
イサクは高いが線が細く、相手を背負うことはあまりしない。が、少し強いパスもしっかりモノにする足元の技術があり、前向きにプレーする場面を結構作る。この時敵守備陣の注意を引けるので、周囲の見方がフリーになる状況を作れる。
ストライカーは百も承知。だが、この42分の場面のようにドフリーマンがいれば、使って!笑 貴方そんな左うまなくない?wオヤルの決定力を頼ろう(^^)a
後半へ