21-22 LaLiga第25節 アトレティック・クルブ対レアル・ソシエダ(2022.2.20)

今季2度目のDerbi Vascoは敵地San Mamésでの一戦。

10月31日の前回対戦はアトレティックのプレスに嵌ったソシエダがホームで膠着した試合を強いられ1-1のドロー。

COVID-19の入場制限により、一般客/ビジター枠の入場券が販売されず、全方位が赤白のユニフォームで埋め尽くされた競技場は異様な圧を放つ。ちらほらいる青白のユニを着た方はアトレティックソシオに融通してもらったんですかね。優しいw

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◇先発紹介

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*アトレティック*

ユーリ、ミケル ベスガのプレーはあまり観たことないので注目したい。今話題の男サンセが先発していないことにリアタイした私はほっとしましたとさ。

ニコは負傷離脱中だが、主力で言えばジェライとベンセドールは出場可能らしい。ジェライは内転筋を痛め、1/23のラージョ戦から離脱しており、ベンセドールは1/9のアラベス戦でハムストリングを痛め、離脱していたとの事。

ソシエダ

EL・ライプツィヒ戦はどうやら3-4-2-1で臨んだみたいですね。ソルロス、ポルトゥ、オヤルサバル、メリーノ、スベルディアは連戦だけど、この辺りは仕方ない。イサク、ヤヌザイ、バレネチェアを故障で欠いている影響もある。


◇交代、構築変更

*アトレティック*

’61

①R.ガルシアOUT、O.サンセIN

②M.ベスガOUT、U.ベンセドールIN

メリーノとの接触で倒れこんでいたベスガがベンセドールと交代。無理は禁物だし、この試合はどこかでベンセドールが途中出場する気はしていた。

試合始まる前からサンセ出ないで、と祈ってた。ここまでプレー時間約980分で5G3Aの男。ブレイク中だしどれも豪快なゴールで非常にカッコいい。アトレティック若手台頭し過ぎ、繁栄。

’86

③イニャキOUT、ビジャリブレIN

FWを入れ替え。ビジャリブレすこ。もちろんイニャキも好きだが。

’89

④ユーリOUTバレンシアIN

⑤デマルコスOUT、ペチャロマンIN

両SBを同時入替えって初めて観たかもしれん。。。

ペチャロ頑張れ!他の試合では中盤でも出てた。

 

ソシエダ

’61

①シルバOUTラフィーニャIN

②メリーノOUT、グリディIN

直前の頭部同士の衝突で脳震盪を起こしたメリーノがグリディと交代。公式の情報によると大事はないようで良かった。とはいえ4日後のEL・ライプツィヒ戦は出場回避。

’72

③ソルロスOUT、#37ナイス ジュワラIN

ポルトOUT、#47アンデル マルティンIN

時々B所属の若手を使うよ!の段。オヤルが偽9で真ん中、ジュワラが右でマルティンが左の3トップ。ジュワラ左が多くて右あんま観たことないし、マルティンプリメーラデビューなのでとても楽しみ。右WGや左SBもできるし、IHでも観たことある。地元Donostia出身てのが何より推せる。21歳。

’86

⑤オヤルサバルOUT、J.ロベテIN

グラナダ戦に引き続きオヤルサバルの束の間の休息。ロベテ久々!そのまま3トップの真ん中に入った。


プレースキック

*アトレティック*

・右CK:ベレンゲル
・左CK:ムニアインベレンゲル
・SFK:ムニアイン

ベンセドールはファーポストへのCKでアシストを記録。ベレンゲルがショートコーナーでムニに出すのもあった。

 

ソシエダ

・右CK:オヤルサバル
・左CK:ー
・SFK:オヤルサバル

◇攻撃

アトレティックの前2枚はボールを持つソシエダCBにアタックしつつどちらか一方が必ずスビを背中かマークで消す。スビの脇に引いてきたIHはCHが付いていきつつ、SH、CFWも中間守備で見張るため容易にこの動きを起点にできない。

SHはCB→IHのパスコースを優先して切り、SBにはボールが出てからIHを背中で消しながらアタックを掛ける。

ソシエダは中切りのプレスに対し、CB→隣のSB(自陣深い位置)に渡してしまう場面がちらほら、SBは相手SHに寄せられている上、サポートに寄ってくるIHには相手CHに寄せられておりここでハマる。 SBのところでハマるくらいなら蹴るならCBのところで蹴ってしまう方が良いと思う。タッチライン際でのプレー選択は限られるし、相手が前がかりの時に失うときの方が危ないのは明らか。劣勢な時に判断が遅いとどんどん堕ちていく

ビルドアップが機能不全で基本サイドに追いやられ、中へのパスコースも簡単に切られる。ここまでくるとDFラインの裏へのボールぐらいしか攻め手がなく、貧相

ラフィーニャ投入後思ったのは、ビルドアップの早い段階から、DFー中盤のつながりだけ意識するんじゃなくて、前線も含めた三角形を意識してボールを回してくれればもっとスムーズに前進できるんじゃないかなということ。SBが下がり目でWGが張ってるんで、相手ブロックの先端と末尾を引っ張って延ばしたスペースを使いたいのは分かる。ただ、それで上手くいかない時は違う手を打ってくれ。CB開いてSB上げるでも良いし、ラフィーニャみたいに周りとトライアングルで攻めてくれるでも良い。

後半2CB+スビ、ラファで2FW+SHの3枚を振り回し、CBからWGにスルーパスを出す場面があった。ラフィーニャが巧いなと思うのは受け手から敢えて少し持つことでプレス隊を引き付け、パスを出すところ。パス先への相手プレスの出足を遅らせる。


◇守備

アトレティック2CHソシエダの4-4-2ラインの前2ー中4ラインの間でCBからボールを引き出す。ソシエダは時間が経つとCHの一方を2トップで、もう一方をメリーノが消す守備に切り替え、巧みに外循環を迫った。ただ、外循環になろうが開いたCBのドライブやFWのレイオフでゴリゴリ前進してくるあたり、うちとは違いますね...

アトレティックが自陣深くで持つときはボールサイドのWGがCBについてマンツーマンで蹴らせにかかる。IHが相手CHに、SBが相手SBをマーク。

気になるのは相手のロングボールをDFが先に拾った時、処理にもたついて寄せられ、結局サイドラインに逃げるのが多いこと。端から蹴っておけば、自陣深くのサイドラインから出さずに済むと思う。セーフティーなクリアばかりでは押し込まれる。

あまり手数を掛けずに放り込んでくるアーリークロスも、FW2枚とSH2枚が入ってくると捻じ込まれそうな怖さがある。

この試合4失点したソシエダだが、良いなと思うところもあった。ロングボールへの対応はかなり気を付けていて、出るタイミングでラインを下げ、DFが先に触れていた。4-4ラインを狭くして相手に制限を掛けれていたのも良い。

悪い所としては、フリーの選手に入った時の対応が遅く、出ていく選手が中途半端なタイミングで出ていき方をするので後ろの対応が悪くなる。ドリブル、ミドルのある選手だったらさっさと出た方が良いし、一人前に出した時にパスコースを限定したり、後ろは後ろでスルーパスを警戒してボールホルダーより前にいるアタッカーをしっかりケアして欲しい。迷いながらプレーしているようで、相手の出方に対し反応が遅れる。間に入った時点で割り切って傷を塞ぎに行かなければならんだろうに。

 

マンツーマンで2点取られてしまったCK何とかならんか。両方単純にマーカーがやられていた。


◇得点

’67 ATH 1-0 RSO ビビアン②(アシスト:ベレンゲル③)

左からのCKにマンツーマンで守るソシエダ、オヤルサバルが憶測を誤り前に出てしまい、背後のビビアンにフリーで捻じ込まれる。サイドネットに突き刺すヘッドは無慈悲。この試合好調のレミーロも全く届かず。

普通にオヤルサバルが悪い。マンツーマン故明白。

 

’71 ATH 2-0 RSO サンセ②(アシスト:ムニアイン⑦)

また入った...(絶望)

右からのCK、ダニガルがニアでマーカーのオヤルを引っ張り、その裏に走りこんだサンセが長い足を生かしてダイナミックなボレーシュートマンマークに着いていたスビが並走していたが、先に前に出て腕を使ってスビをブロックしながら足を延ばし、ミートした。マーカーとしてついていくのは大事だけど、撃たれたら意味が無い。サンセが上手いのは百も承知だが、撃つポイントを察知して欲しかった。

 

’79 ATH 3-0 RSO イニャキ⑥(アシスト:ベレンゲル④) 

自陣深くからのロングボールを、イニャキが前に突っ込みソシエダDFを引き連れるのに合わせ、サンセが下がって受けることでフリーでボールゲット。ソシエダ4バックはライン間のサンセに対して突っ込まないので少し運ぶ。前には右からベレンゲル、イニャキ、ムニが上がる。→スベルディアがスルスル出てきたところで4バックの右から回り込むベレンゲルにスルーパス。この時イニャキが内側に斜めに走っており、ルノルマンとアイエンを中央に絞らせている。

PA右ポケットに抜け出すベレンゲルに抜け出すベレンゲルにアイエンのアタックが遅れ、ベレンゲルに折り返しを赦すとスピードを上げたイニャキがルノルマンの背後で流し込む。

 

守り方について何個か何とかならん?てポイントがあった。

スベルディアのアタックの対する連動が無い。

残り3枚のDFは中央に絞ることに意識が行き過ぎているのか、ベレンゲルを空けてしまった。人もケアしたい。

②せっかくベレンゲルを追走したシルバが、なぜかサンセーベレンゲルのスルーパスのコースを空けてしまう。

周りが声を掛けて、パスコースを断てって言ったり、ここで通されてしまったとしても①の部分でアイエンがムニアインの足を止め、シルバと挟めるかもしれない。

ボールばっか見て人に対処できていない気がするのが残念

 

’88 ATH 4-0 RSO ムニアイン(アシスト:サンセ④)

イニマルさんのとんでもないライナー性の縦パスがスビの脇で空くサンセに通り、右に展開。深さを取られ、右サイドPA脇からデマルコス→サンセにマイナスのクロス、フリーのサンセに対しルノルマンが遅れて出ていく。寄せ切られる前にPA外からダイアゴナルランでゴール前に飛び出してきたムニアインにスルーパス。これをムニアインがマーカーのラフィーニャの奥でダイレクトでレミーロの脇から流し込む。

サンセにクロスが出たタイミングで、ゴール前のビジャリブレに対して3枚もいたんで、ムニアインのブロックに間に合わないとザル。ルノルマンがサンセ→ムニのパスコース切るとかスビが抜け出すムニアインに向かうとかどちらかはやって欲しかった。まあまずデマルコスのクロスへの寄せが甘い、全てが甘い。サンセのとこもルノルマンがトラップ際狙うぐらい行けるしね。


◇選手寸評&所感

大活躍/そこそこ活躍/普通/あんま良くない/悪い

*アトレティック*

U.シモン

シモンってこんなにキック上手かったの?レミーロ顔負けの正確無比なロングフィードで攻撃の起点に。

デマルコス

プレス耐性と人にもスペースにも強い守備で貢献。強いチームには必ず良いSBがいるように思う。

ビビアン

守備の屈強さに加え、水準以上の足元の技術があり、持ち上がりでビルドアップに貢献。めちゃくちゃ良いパスを差さなくても、こういった形で貢献してくれる選手は良い。点までとらなくてええやん。フリーにしたのはこちらの落ち度だけど、それにしても厳しいの撃ちますね

イニマル

相手の使いたいスペースに先に入る守備が素晴らしい。彼には様々良い所があるが、この予測と動き出しは中でも目を引く。ズバッといく縦パスは気持ちがいい。うん、最高のCBですね。

ユーリ

豪快な上がりと左足のキックで貢献。一度スピードに乗せると止まらない馬力。ボールが渡る前、トラップ際のところで勝負をつけたい。他の前線が良い動きをするので、ソシエダのDFは中々ここのアタックに行けなかった。タイミングの良い楔の縦パスに加え、アタッカーの外を回って左足のパワーショットがあった。

ダニガルシア

荒いけど流石の奪取力。広いコートカバーも

ミケル ベスガ

パスカットと的確なサポートで渋い働き。この試合は彼が必殺のパスを出すというよりは、シンプルに前4枚やオーバーラップするSBに配球。メリーノとの衝突、大事ないようで何より。

ベレンゲル

シンプルだがそこが良い。

ムニアイン

ゴールうまかった。ソシエダとしては防ぎたかったけどね。全体的にシンプルにプレーしていた。にしても本当自由であちこちピッチを横断してますね。この試合に限ったことではないが。

ラウールガルシア

黄金のフリックとプレス、プレスバック。

イニャキ・ウィリアムス

ソシエダの甘い寄せでは彼のとこから上がるクロスを阻めないようですね... 速い彼とずしっとしたスベルディアのヒヤヒヤするマッチアップどうなんだろう。彼を当てるならカバーを近くに置いてくれなくては千切られるのが怖い。

(途中出場)

サンセ

スター。全てが上手い。ポストプレーに加え、サイドチェンジの大きな展開も非常に上手い。代表選出待ったなし。

ベンセドール

得意の後方から前につけていくビルドアップで攻撃を下支え。復帰した彼への、ファーストタッチ後の拍手には暖かみを感じた。

ビジャリブレ

あまり目立たず。ボールタッチの柔らかさ好きなんだよなあ。

バレンシアガ、ペチャロ

短い。

 

ソシエダ

レミー

前半にムニアインのPKをストップ。コースは甘くなかったが、レミーロのゴールいっぱいに飛んだ横っ飛びが素晴らしかった。ユーリの近距離からのニアへのシュートを片手でセーブしたのも素晴らしかった。

ゴロサベル

スペースを見つけるのが上手い。IHのシルバが外に流れて空けた内側のスペースを大外→内からの斜め走りで使うとか プレーの引き出しの多さはサルドゥアには無い強み。前半終了間際にはエリア内のオヤルに合わせるアーリーのピンポイントクロスも。

スベルディア

イニャキ相手に苦しんだが相手を考えればよく頑張った。昨季よりは堅くなってると思う。

あと相変わらず前進も何もせず隣にパスを回すだけの振る舞いなんとかならんか。受ける位置も無駄に低い。ボールを前に進めようとする工夫がまるでない。

82分のジュワラへのスルーパス、序盤からやってくれ。

ルノルマン

相変わらず出足も速く頼りになるが、簡単にタッチラインに逃げ過ぎ。ここを改善してくれると助かる。ビルドアップももうちょい何とかならんの?近いとこ近いとこに出してどんどんアトレティックの包囲を狭くさせ、攻撃を詰まらせた。蹴った方がええやんと思うときがある。辛い。

アイエン

小さな身体に大きな闘志。そんな今季のアイエンはアトレティック相手にも奮闘。自分を寧ろ追い込んでくる不甲斐ないCB二人にはキレて良いと思う。

スビメンディ

DFラインに退くか前で受けるか中途半端だった。ラフィーニャというもう一人の引き出し手が出てきて改善。マーカーを往なす受ける前のフェイントが上手い。

86分のミドルは気持ちを感じた。惜しかった。

シルバ

アトレティックのハードマークを技術で躱す姿は尊敬に値。原始的だが、彼のところに集めて起点にするって前進の仕方でも良かったかもしれない。

前半27分のハンドは妥当な判定、相手のミドルに遅れてブロックに入った際に腕を畳み切れなかった。

メリーノ

別に彼のせいではないがあまりパスを捌けなかった。脳震盪、大事なくて良かったです。

ポルト

球離れが良く、ゴロ、シルバとの三角形から前進。守備で相手左SBのユーリを止められない場面があった。加速力、馬力が凄いんでオフザボールのところで潰しておきたい。

オヤルサバル

少し判断悪くて勿体ないなと思う場面がちらほら。まあそれ以前にもっと彼にボール回したいですね。

ソルロス

ゴールに直結する仕事は薄かった分タイミング良くライン間に引いてボールを引き出し、WGにスルーパスを送る場面や、サイドに流れて壁パス、トライアングルで前進を助ける場面が観られた。このサポートを頻繁にやってくれれば相手にとって嫌な存在になれる。

(途中出場)

ラフィーニャ

相変わらずよくボールに絡んでくれる。ただ降りてくるだけでなく、三角形をしっかり周りに意識させるポジションを取り、捌くので、パスのテンポが上がる。途中からスビメンディと入れ替わって中盤の底をやっていた。

グリディ

あんま言いたかないけどラフィーニャにゲームメイクを任せることで色々なところに顔を出す彼の良さが生きた。そういう意味ではラフィーニャには申し訳ないが、グリディの適切な器用法はこれだって思う日であった。

ジュワラ

ユーリをスピードでぶち抜く場面があった。速い。相手を鼻先で躱せるタッチの細かさ、クイックネスも買える。

マルティン

WGとしての、周りに合わせた動きは上々。ボールが来たときにもうちょい色々できると良かったが動きが良いのでOKです。

ただ、アトレティック4点目のデマルコスへの寄せの遅さはNG。クロス上げ辛いなぐらい寄せてくれなくては。結構守備してくれていたが、寄せの甘さが目立った。相手のプレーを限定しに掛かって欲しい。

ロベテ

いつも通りプレス頑張った。攻撃ではほとんど触ってない。DFラインと駆け引きして裏へのボールを要求する姿があった。

 

この試合珍しくリアタイしました。徐々にビルバオのプレスに前線に蹴るとかじゃなくて最早タッチラインに逃げる情けないDF陣になんじゃそりゃと悲しく見ていた。サンマメスの雰囲気はアトレティックファンの圧がゴリゴリに凄いしボール保持の時でさえプレスのベクトルに合わせてしか出せずハマりにハマるソシエダを観ると何かが生まれる予感なんて微塵も湧かなかった。

シルバとゴロサベルのアイデアが光る右でばかり展開し、左に振るでもなく左サイドはほとんど使えなかった。ピッチの片側のみでは前進はできてもフィニッシュまでは至らない。

そんな時間が続き、守りはかなり速い展開にもDFラインが大きな展開が渡るまでの準備でアタッカーに対峙し、防いでくれていたんで良くて引き分けかなーと思ってたがそんなに甘くはなく、獅子のようなフィニッシュの冴えを見せたアトレティックが終わってみれば4-0の大勝。

バルサやマドリーでさえ苦しんだアトレティックのキックオフからの前プレスは健在。このプレスに対して一時期のリバプール戦のシティのように蹴るのか、無理やりプレス隊の背中から顔を出して繋ごうとするのかもうちょいなんかできたろう。

 

個人的にはソシエダはボールの出しどころをアンカーの位置に定めすぎかなと思う。ここを経由せずCBから前へつけたりというのは殆どない。後半ラフィーニャが降りてきてみせたように、アンカー脇に降りたIHがSBやCB、WG、アンカーらとの連携で前進させるってのは非常に良かったかなと思う。アンカーから大外のSB、WGまでパスを通すのは遠いので、ハーフレーンで受けて起点になる人がいても良いかなと。

横並びのDFラインとアンカーだけだと4+1で静的で、捕まえやすいんよな。サリーダの時の3+1も同じ。その点周りを気にするIHが降りると、パス交換の中でアンカーとポジション入れ替えたり、より近い距離でサイドの選手とパスを回したりってのが良いんじゃないかなあと思った。

ボール出してライン間のシルバと3トップ、上がってきたSBが読みづらい攻撃でガンガンゴールに迫るみたいなソシエダが観たい。

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ペチャロ、頑張ってね。